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関根麻里さんと学ぶ乳がん講座「家族のためにも健康でいなくては!」【ピンクリボンオープンセミナーレポート】

心と体

 関根麻里さんと学ぶ乳がん講座「家族のためにも健康でいなくては!」【ピンクリボンオープンセミナーレポート】

2020.12.04

乳がんへの不安な気持ちを正しい知識で解消してもらおうというイベント「ピンクリボンオープンセミナー~私らしさは自分を知ることから~」が、11月14日(土)に開催されました。「ピンクリボンフェスティバル」活動の一環で行われた今回のイベントには、乳がん専門医の増田紘子先生を講師に、ゲストには関根麻里さんが登場。まずは、イベントの様子をお届けします。

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30代以降の女性ではナンバー1のがん

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セミナーは「先生教えて! ゲストと一緒に学ぶ乳がん」と題した増田先生の乳がん講座からスタート。ゲストの関根さんからは「20代のころに人間ドックと一緒に初めて乳がん検診を受けましたが、最初は乳がんがどういうものか分からなくて不安でしたね」という声も。

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一体、乳がんはどんな病気なのでしょうか。増田先生が表示してくれた「年齢別のがん罹患グラフ」では一目瞭然。30代以降の女性では、罹患率ががんの中で一番多い病気です。

一方、「主な部位別がん死亡数グラフ」では5位と早期発見・適切な治療をすれば普段の生活に戻れる病気でもあることが分かります。また増田先生は、受診した段階でのがんの進行具合(程度)やどういった特徴を持ったがんなのかという”がんの性質”で治療法が異なることなどを分かりやすく説明してくださいました。

また、乳がんは女性ホルモンによるところも大きく、授乳歴の有無や、遺伝的に家族に乳がんや卵巣がんを患った人がいるかなどでも乳がんの発症リスクが異なり、「まずは自分を知る、リスクを知ることが大事です」(増田先生)。

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そして、マンモグラフィーと超音波、どちらの検査が適正かなどについても年齢や個人差があるそう。「一つの検査で十分だと思っていました。ダブルで受けた方がいいこともあるんですね」と驚いていた関根さんの姿もありました。


表面に“の”の字を書くように触っていくのがポイント!定期的なセルフチェック&検診が大切

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その後、セルフチェック方法の紹介へ。表面に“の”の字を書くように触っていくのがポイント。イラストを使いながら、「何となく引っかかる感じや皮膚にくぼみがあるのは要注意ですね。良性のしこりは動くんですけど、引っかかりがあるのは悪性の可能性もある」とのこと。
 

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「悪性だと痛みがあるんですか?」と質問の関根さんに増田先生は、「痛みはないですね。痛くなるのは、かなり進行が進んだときなので。痛みがないから大丈夫とは思わないでほしい」と回答。さらに、以前と比べてどうかという経過観察が重要のため、月に1度のチェックを心がけてほしいという言葉も。この日のイベント会場には、実際に乳がんのしこりを触って確かめられるブースも設置されていました。
 

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「乳がんに罹るとライフスタイルが変わってしまうこともあるけど、早期発見すれば治りやすい病気。まずは、乳がんの正しい知識から自分を知ること。もっと自分に注目してほしい」という増田先生には、関根さんも「積極的にセルフチェックをしようと思いましたし、定期的に実施することの大切さを実感しました。もともと健康には興味があったけど、家族のためにも健康でいなきゃと改めて思いますね」と大きく頷いていたのでした。


家族とのコミュニケーションが関根麻里さんの笑顔の秘密

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セミナー後半には「関根麻里さんの笑顔の秘訣は?」というテーマのゲストトークも行われました。「自分の身体を知ることが大事だなと思うようになりました。あまり頑張りすぎない。ひとりで抱え込まずに不機嫌なときや、つらいときは家族に発表しちゃう。『今、疲れてるよー!』って、笑いに変えて過ごしています」と、毎日をハッピーに過ごすコツを教えてくれました。

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「ピンクリボンオープンセミナー~私らしさは自分を知ることから~」には、企業ブースの出展やオフィシャルメッセンジャーの“モモ妹”も登場。女性だけでなくご夫婦やご家族連れといった方々の姿もあり、乳がんへの関心が高まりつつあることを実感する機会でもありました。

saitaPULS編集部では、イベント終了後に関根さん、増田先生に改めてお話をお伺いしました。そのインタビューの模様は次回、お届けします!

TEXT:吉田光枝

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