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【乳がんの基礎知識】9人に1人が生涯に患う!?乳がんになる女性が増えたのはなぜ?かかりやすいと言われている人は

心と体

2020.10.11

SaitaPLUS世代は仕事や家事、せわしない毎日に追われ自分の健康チェックがおろそかになっている方も多いのではないでしょうか。
いま、乳がんは日本人女性の9人に1人が生涯に患うと言われている身近な病気です。とはいえ、早期発見すれば治る確率が高い病気であることも事実。予防のためにも正しい知識を得て、自分の身体について考えてみませんか?

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乳がんとは日本女性がかかるがんのトップ

出典:www.j-posh.com乳がん罹患率の傾向(女性)。1996年には、女性の罹患率で第一位に。
※乳房と子宮頸部は上皮内がんを含む。
※子宮は、子宮頸部および子宮体部の他に「子宮部位不明を含む」。
独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターより

出典:www.j-posh.com日・米・英における死亡率の比較。

出典:1.Cancer Research UK、2.Surveillance Research Program, NCI、3.厚生労働省(2010年人口動態統計確定数)

出典:www.gankenshin50.mhlw.go.jpがん検診の受診率(厚生労働省・令和元年がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーンHPより)
国民生活基礎調査では、40歳~69歳の乳がん受診率は、2016年データでは44.9%となっています。

女性がかかるがんのなかで罹患率がトップの乳がんは、乳房のなかの母乳を作るところ(小葉組織)や母乳を乳首まで運ぶ管(乳管組織)から発生する悪性腫瘍。20代で発症する場合もありますが30歳代後半で急増し、ピークは40歳代後半と60歳代前半です。

日本では、1996年に女性の罹患率が1位になって以降、発症率は増加。乳がんによる死亡率もアメリカ、イギリスに比べると日本だけが上昇傾向で、2020年に乳がんで亡くなる方の推計数はなんと15500人という事実もあります。

その原因は、検診受診率の低さ。全国平均で44.9%(2016年国民生活基礎調査:女性40-69歳)と、2人に1人の受診率は世界でもかなり低い水準です※。

乳がんは早期発見できれば助かる病気。「もし乳がんだと診断されたら」「検診が怖い」……そう思っている方も多いかもしれません。でも、正しい知識があればその気持ちも払しょくされるはず。まずは検診の大切さ、そして予防できることを考えてみましょう。

※国の指針として40歳以上の乳がん検査は2年に1度行うに従い、過去2年間の受診の有無の数字。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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