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【乳がんの基礎知識】9人に1人が生涯に患う!?乳がんになる女性が増えたのはなぜ?かかりやすいと言われている人は

心と体

2020.10.11

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乳がんになる女性が増えた原因

罹患率の上昇は、高たんぱくや高脂肪メニューが増え豊かになった食生活や、女性の生活環境の変化などが原因だと考えられています。

とくに、現代女性のライフスタイルは乳がんが発生しやすい環境かもしれません。女性ホルモンの働きに影響される乳がん。初潮年齢が早くなり、逆に閉経が遅くなった現代女性は、それだけでも罹患しやすいうえ、女性の社会進出による晩婚化、高齢出産による少子化など、ホルモン環境はさらに変化しています。今のライフスタイルを維持しつつ、女性ホルモンとうまく付き合っていくのがポイントなのかもしれません。

乳がんにかかりやすいと言われている人は?

女性ホルモンの働きが影響するとあって、早い初潮年齢や遅い閉経に加え、初産の年齢が高い、出産数や授乳経験が少ないことは乳がんになりやすいと言われています。また、閉経後は肥満も要因に。

さらに、過度のアルコール摂取や喫煙もリスクファクター。どちらも、病気になるリスクの高い嗜好品でもあるので、飲みすぎや吸いすぎに注意してバランスよく楽しみたいところですね。

また、乳がんの5~10%は遺伝性。近い血縁の二人以上に乳がんを患った人がいる場合は遺伝性乳がんの可能性が高くなるので、注意が必要です。

乳がんの治療方法にはどんなものがある?

出典:stock.adobe.com

では、いざ乳がんと診断されたらどんな治療法があるのでしょうか? パッと頭に浮かぶのは乳房を全て取るのでは……という恐怖かもしれません。

しかし、現在は乳房を残す「温存術」と全てを切り取る「全切除術」があります。術後に放射線治療も行うこともありますが、抗がん剤治療、ホルモン治療など乳がんのタイプにあわせ、それぞれにあった方法が行われています。全摘してしまっても、再建手術で乳房の膨らみを新しく造ることが可能です。

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