乳がんとは日本女性がかかるがんのトップ
女性がかかるがんのなかで罹患率がトップの乳がんは、乳房のなかの母乳を作るところ(小葉組織)や母乳を乳首まで運ぶ管(乳管組織)から発生する悪性腫瘍。20代で発症する場合もありますが30歳代後半で急増し、ピークは40歳代後半と60歳代前半です。
日本では、1996年に女性の罹患率が1位になって以降、発症率は増加。乳がんによる死亡率もアメリカ、イギリスに比べると日本だけが上昇傾向で、2020年に乳がんで亡くなる方の推計数はなんと15500人という事実もあります。
その原因は、検診受診率の低さ。全国平均で44.9%(2016年国民生活基礎調査:女性40-69歳)と、2人に1人の受診率は世界でもかなり低い水準です※。
乳がんは早期発見できれば助かる病気。「もし乳がんだと診断されたら」「検診が怖い」……そう思っている方も多いかもしれません。でも、正しい知識があればその気持ちも払しょくされるはず。まずは検診の大切さ、そして予防できることを考えてみましょう。
※国の指針として40歳以上の乳がん検査は2年に1度行うに従い、過去2年間の受診の有無の数字。
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