【医師監修】ストレス過食太りに食事制限は逆効果!体質改善で効果的に痩せる簡単な方法

心と体

2021.02.03

新型コロナウィルスの流行で、まだまだ外出を控える日々が続いています。 どこにも出かけられず家にいるばかりでストレスが溜まってしまい、ついついストレス解消のためにストレス過食へ走り、お菓子を食べすぎてしまった…そんな悩みをお持ちの方も多いです。 なぜ痩せたいのに、ストレス過食をしてしまうのでしょうか。 今回は、ストレス過食の原因と、ストレス過食やストレス太りに負けずに、効果的にダイエットしていくための方法や、気持ちの切り替え方についてご紹介していきます。

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もくじ

1.痩せたいのに食べ過ぎてしまう…原因は?
2.ストレス太りの解消法
2-1.「痩せなければならない」という強迫観念を手放す
2-2.食べること以外のストレス解消方法を見つける
3.漢方でストレス過食&ストレス太りの体質改善を目指す!
4.ストレス過食とサヨナラ!

1.痩せたいのに食べ過ぎてしまう…原因は?

「痩せたいと思っているのに、なぜかいつも食べ過ぎてしまう…」

イライラした時や疲れた時、ダイエット中なのについお菓子をたくさん食べ過ぎてしまう、これは多くの人に見られる「ストレス過食」の現象です。

私たちは緊張や不安を感じると、ストレスホルモンと言われる「コルチゾール」というステロイドホルモンが分泌され、心がストレス状態になります。
ストレス過食で悩む人は、手軽にできる食でストレス解消をしようとするため、過食につながってしまうことがあるのです。

そもそもダイエット中は、本能である食欲を抑えているため、常にストレスがかかっている状態です。さらに仕事や人間関係など、ほかのことでもストレスがかかってしまうと、つい食で満たそうと暴飲暴食をしてしまうのが「ストレス過食」の状態です。

2.ストレス太りの解消法

笑顔

ストレス過食で太ってしまったとき、どうにかして痩せようと、急いで無理なダイエットをするのは禁物です。

ダイエットのために無理な食事制限をすることや、「太った分たくさんの運動をしなきゃ」と自分を追い込んだのでは、余計にストレスを感じやすくなってしまいます。まずは、太ってしまった根本原因であるストレスを軽減させていくことが大切です。

以下に、ストレス太りを避けるための、おすすめのストレス軽減方法をご紹介します。

2-1.「痩せなければならない」という強迫観念を手放す

ダイエットをしていると、ついつい自分に対して「痩せなければならない」「こんなに太っていたらダメ!」という強迫観念が強くなりがちです。

理想の体型を目指すためのダイエットですが、あまりにも「痩せなければならない」という強迫観念が強すぎると、ネガティブな思考にとらわれてしまい、心に過度なストレスがかかってしまいます。

心にストレスをかけないためには、まず「痩せなければならない」という気持ちを手放しましょう。そして、健康のためにからだにいいダイエットをしようと気持ちを切り替えていくことが大切です。

2-2.食べること以外のストレス解消方法を見つける

ストレス過食になる原因として「私には食べること以外のストレス解消法がない」と思い込んでいる場合があります。

ストレス解消のために心を食で満たすのではなく、食べること以外で自分の気持ちが落ち着くストレス解消方法を見つけておくことも大切です。

ゆっくりとお茶を入れる、好きな音楽を聴く、色鉛筆で絵を描くなど、自分なりの心のリセット方法を見つけておきましょう。

3.漢方でストレス過食&ストレス太りの体質改善を目指す!

「ストレス過食で悩まない体質を目指したい!」そんな方には漢方薬がおすすめです。漢方薬はイライラや落ち込みなどの症状に効果が認められています。

漢方薬は、原因がはっきりしない症状や、ずっと継続して抱えている不調に、とても良い効果をもたらします。そうした症状の多くは、心身のバランスが乱れてしまったために起こるものです。漢方薬は、こうした全体のアンバランスをうまく調整し、体質改善を目指すものです。
バランスの取れた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら、症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けることができますよ。

ストレス過食やストレス太りに負けたくない!と悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。

漢方

<ストレス過食の改善におすすめの漢方薬>
・ガッチリした体型で比較的体力がある方へ:大柴胡湯(だいさいことう)

気の巡りをよくして、ストレスを軽減させてくれる効果が期待できる漢方薬です。
からだに溜まった余分な熱を取り、脂質代謝を促進する効果が期待されます。

・体力が中等度で、イライラしている方へ:抑肝散(よくかんさん)
女性ホルモンの変動と連動して起こる精神的な不安やイライラなどの症状の緩和におすすめの漢方薬です。
神経の高ぶりや怒りっぽさ、イライラの症状を抑える効果が期待できます。

ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく、副作用がおきることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。

お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。

※あんしん漢方(オンラインAI漢方)とは:「お手頃価格で不調を改善したい」「副作用が心配」というお悩みをお持ちの方のために、医薬品の漢方を、スマホひとつでご自宅にお届けするサービスです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが最適な漢方を選別。オンラインでいつでも「個別相談」可能。しかも「お手頃価格で」ご提供。相談は無料。


4.ストレス過食とサヨナラ!

坐禅

心にストレスがかかってしまうと、ストレス過食をしてしまい、ダイエットの効率が悪くなってしまいます。
ストレスを解消する方法として過食をするのではなく、自分の好きなことや心が落ち着くことをするなど、食べること以外の方法を実践してみてください。
ストレスを解消するためには、漢方薬も有効です。漢方薬の中でも、大柴胡湯と抑肝散は、ストレスを溜め込みやすい人におすすめです。ダイエットを成功させるためには、ストレスを溜め込まず、無理なく長く続けられる方法でチャレンジすることが重要になります。

「痩せなきゃ!」と自分を追い込むよりも、まずは心をリラックスさせることを最優先にし、ゆっくりと理想のボディラインを目指していきましょう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

木村 好珠

木村 好珠

渋谷金王坂クリニック非常勤医、一般社団法人国際統合治療協会理事 医学部在学中より東洋医学を学び、精神科と東洋医学科が充実している慶應大学病院での勤務を経て、西洋薬の即効性等と漢方薬の根本的な治療をバランスよく使い分ける事を信条とする。渋谷の漢方内科で非常勤医として勤務する傍ら、テレビや雑誌、インターネットテレビ、Webメディアなどで、精神疾患、心理学、生活習慣病など様々なテーマの解説も行う。

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