暖房を使っていると頭痛やボーッとしてくる…それって暖房病かも
暖房器具は部屋で寒さを防ぐのに欠かせないものですね。寒いからといってずっと使っていると、なんだか体調が悪いと感じることはありませんか? 個人差もあるようですが、頭痛やめまい、頭がぼーっとしてきたら、「暖房病」が考えられるかもしれません。原因として考えられることは3つあります。
<原因>
- 空気が温められること。温められた空気はどうしても軽くなって上昇する特徴があります。暖房を使うと人間の頭に近い天井側が温かくなり、足元に近い床側が冷えます。暖房によって頭だけが過剰に温められた結果、片頭痛やめまいを引き起こすことがあるのです。
- 乾燥による脱水。冬場は喉の渇きを感じづらいため、意識しなければ水分不足になりがちです。脱水症状は頭痛やめまいなどの原因にもつながります。
- 一酸化炭素。暖房器具でも石油ストーブやガスストーブ、ファンヒーターなどの開放型暖房器具を使っている方がめまいなどを起こすときは、一酸化炭素が原因であることも考えられるようです。石油ストーブやガスストーブが正常運転するには充分な空気(酸素)が必要ですが、正しく使わないことで酸素が不足して不完全燃焼を起こすと、一酸化炭素(CO)という有毒なガスが発生します。一酸化炭素中毒になると、頭痛やめまい、吐き気などの症状があらわれ、次第に手足がしびれて動けなくなり、重症になると、人体に強い機能障害を起こしたり、意識不明になって死にいたることもあります。
参考:産業保健新聞|「頭痛、めまい、頭がぼーっとする…冬に気を付けたい暖房病」」、一般社団法人日本ガス石油機器工業会「一酸化炭素(CO)中毒とは」
暖房病を防ぐための3つの方法
暖房病にならないために、寒さを我慢していては体にも良くないですよね。暖房病の対策方法を紹介します。
対策1:足元を中心に厚着をして防寒をする。
屋外ではもちろん、屋内でも足元が冷えないように靴下やルームシューズ、ブランケットなどをしっかり活用しましょう。また、屋外と屋内との急激な寒暖差は体調を崩すことにつながるので、帰宅後はしばらく弱めに暖房を設定し、厚着して体を温めることも対策の1つのようです。
対策2:加湿と水分補給。利尿作用がある酒類やカフェインなどの飲み物を避け、こまめに水分補給をすることが大切です。喉が渇いていなくても、こまめに飲みましょう。また、加湿器やぬれたタオル、洗濯物を室内に干すなどして室内を加湿しましょう。加湿はウイルス対策にもおすすめです。
対策3:定期的な換気。一酸化炭素中毒を防ぐためにも、定期的な換気が必要です。換気の回数の目安は、1時間に1回、5分以上。一か所ではなく、対角線上に窓を2か所開けたり、窓を開けながら同時に換気扇も回したりすることが効率的です。もし自力で換気のできない子どもやお年寄りがひとりで過ごす時間が長い場合は、石油ストーブやガスストーブは使用せず、別の暖房器具を選ぶようにしましょう。
他にも体を温める方法として冷たい飲み物を避けたり、湯船につかったり、お風呂上りには髪をしっかりと乾かして早めに布団に入るなど生活習慣の見直しも有効です。
参考:産業保健新聞|「頭痛、めまい、頭がぼーっとする…冬に気を付けたい暖房病」
足元をしっかり温める!ダイソーの靴下3選
寒いときは暖房に頼りたくなりますが、暖房病の対策の1つとして靴下などで体を温める方法がおすすめされていました。今回はダイソーで購入できる、足をしっかり温めてくれる靴下を3つご紹介します。
1.抗菌防臭・消臭効果がうれしい「コットンミックスカラー太リブソックス」
靴下のかかとがフィットしやすいように、90°の直角に作られています。抗菌防臭・消臭効果もうれしいアイテムですね。靴下を履いた感じはとても軽く、かかとが90°になっているので、動いても脱げにくいアイテムでした。
2.あったか裏起毛!「裏起毛パイルソックス」
こちらは裏起毛の靴下です。お風呂から上がった後や朝に起床したときに実際に靴下を履いてみると、足が温かくて手放せなくなりました。靴下に厚みがあるので、朝にキッチンに立っても足元の寒さは感じませんでした。
3.脱げにくい設計がうれしい!「ふんわりあったかベロア」
外出時に靴下を見せたくないとき、短い靴下を履いて歩いていると、途中で靴下が脱げることはありませんか? こちらの商品は脱げにくい設計になっているので、とても履きやすい靴下です。実際に履いてみるとベロア素材なので肌触りが良く暖かい! 靴下には厚みがないので、普段出かけるときにおすすめです。
寒いときに使いたくなる暖房器具ですが、体の不調にもつながることもあるようです。そんなときは直接体を温める暖かい靴下を活用されてみてはいかがでしょうか。ぜひ、お試しくださいね。
※ご紹介した商品は掲載当時の情報のため、在庫状況、価格などが異なる場合もあります。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。