マスク生活で肌荒れが深刻化!美容皮膚科医おすすめの積極的にとりたい野菜とは?

心と体

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2021.03.08

世界的な感染症の影響でニューノーマルな生活が広がりを見せている現代。マスクが必須となったことから、肌トラブルが深刻化していたり、肌の状態をリセットしたいと感じている人が増えています。さらに、コロナ禍で生活そのものや体の中から不要なものを取り除く「デトックス」に注目が集まっています。「デトックス」を意識した肌に対するケアについて美容皮膚科医の山崎まいこ先生に伺いました。

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もくじ

マスク生活で肌トラブルが深刻化
 多くの人が「クレンジング・洗顔」を意識
皮膚科医おすすめの肌のデトックスケアとは?
1.必要なうるおいを逃さない洗顔料
2.深刻化した肌悩みにはインナーケアを
「ケール」はまさに美容野菜!
今回教えてくれたのは…

マスク生活で肌トラブルが深刻化

肌の悩み出典:www.kyusai.co.jp

キューサイ株式会社が全国の30歳~49歳の女性を対象に行ったスキンケア・肌悩みに関する調査によると、マスクの常時着用で6割ほどが「肌悩みが深刻化」したと回答していることがわかりました。
中でも、深刻化した肌悩みは「乾燥・かさつき」(52.7%)、「ニキビ・吹き出物」(51.0%)、「肌のゆらぎ」(29.9%)の順です。肌悩みのある98%の女性が「トラブルがある前の自分の肌状態へリセットしたい」と感じている一方、「肌トラブルへの対策を十分に行っている」と回答した方は34%に留まり、悩んでいるが具体的にどういった対策を行えばよいかわからないと感じている方が多い傾向であることがわかりました。

また、新型コロナウイルス流行の影響を受け、今までの生活そのものを見直すきっかけとなり、ライフスタイルや体の中から不要なものを取り除く「デトックス」に注目が集まっています。調査の中でデトックスしたいと感じているもの1位だったのは「体内の老廃物」(64.1%)、2位「ストレス」(60.9%)、3位「肌の老廃物」(51.7%)。
生活様式の変化の影響などから、心身の老廃物の蓄積を感じる人も多かったのかもしれません。

 多くの人が「クレンジング・洗顔」を意識

肌状態リセットのために出典:www.kyusai.co.jp

肌状態をリセットするために私たちは、何をしたらいいのでしょうか。
調査によると、1位「クレンジング」(57.0%)、2位「洗顔」(54.6%)が肌状態を良好にするために必要なスキンケアだと多くの女性が考えてるようです。

クレンジング・洗顔において重要視することとして「肌に負担がかからないこと」(57.3%)、「洗浄力」(46.6%)、「保湿力」(44.2%)が挙げられました。肌トラブルが深刻化する中、クレンジング・洗顔においても、洗浄力だけでなく、肌にやさしく保湿力のあるものを選ぶ傾向が伺えます。

皮膚科医おすすめの肌のデトックスケアとは?

1.必要なうるおいを逃さない洗顔料

洗顔出典:www.photo-ac.com

まず、朝の洗顔を心がけましょう。外出しない日や在宅勤務などによって本格的なメイクをしない日であっても、前夜のスキンケアでオイルやクリームなど酸化しやすいケアアイテムを使った場合はとくに、朝の洗顔で余分な汚れを落とし、肌をリセットすることが大事です。そこで重要になってくるのが「必要なうるおいを逃がさない洗顔料」を選ぶこと。

さらにおうち時間を活用したこまめな保湿ケアも大切です。肌がうるおいでみたされた状態こそが、肌悩みの深刻化を止めるための基本。洗顔と保湿の徹底が美肌への近道です。

2.深刻化した肌悩みにはインナーケアを

洗顔や保湿など皮膚のうるおいを守ることや、ピーリングで肌に停滞した角質をはじめとした不要なものを落とすなど、皮膚の外側からのアプローチのほかに、深刻化した肌悩みには体の内側から整える栄養素を積極的に摂ることも重要です。

【肌を整える栄養素】
・肌荒れを予防するビタミンA
肌の代謝を助けるビタミンB群
・腸内環境を正常に保つ食物繊維
・腸内環境を正常に保つカリウム

体内の不要なものを溜めない「デトックス」などと意識している方、ファスティングなどに挑戦する人はとくに、肌をいたわる栄養素を摂っていきましょう。

「ケール」はまさに美容野菜!

ケール出典:www.kyusai.co.jp

肌荒れケア・インナーケアに大切なビタミンA・ビタミンB群など、栄養素がバランスよく摂れる野菜としてとくにオススメしたいのが「ケール」です。
スーパーフードと称されるケールには、ビタミン・ミネラル・食物繊維・ポリフェノールなどキレイに繋がるさまざまな栄養素がバランスよく含まれており、体の中からも美しくなりたい方にはおすすめの野菜と言われています。
こういった栄養豊富な野菜はサラダやスムージーなど生の状態食べなくてはいけないイメージがありますが、スープにして食べれば、加熱によって栄養素を失うこともなく、おいしく食べることができます。体も温まるので、ぜひお試しください。栄養素を逃さない調理法で摂り入れて体の内側からキレイを底上げしましょう。

コロナ禍でさまざまな場面で生活を見直す機会が多い昨今。これまで酷使しすぎた肌をしっかりケアしたり、肌の健康を根本から見直すいい機会にもなっています。皮膚の外側のケアに加えて、内側からキレイになるために、しっかりと栄養を見直すことも大切なようです。青汁で有名な野菜・ケールが肌のデトックスやインナーケアにおすすめとのこと。ぜひ食事に取り入れてみてくださいね。

今回教えてくれたのは…

山崎 まいこ先生出典:www.kyusai.co.jp

皮膚科医 山崎まいこ先生

まいこ ホリスティック スキン クリニック院長

医学部卒業後、勤務医として形成外科医、皮膚科医、美容皮膚科医を務め、2017年に代官山に「まいこ ホリスティック スキン クリニック」を開業。消化・吸収と腸内環境に着目した「ホリスティック栄養学」に基づき栄養指導を行っている。著書に、『腸とこころをととのえる 美しい肌が生まれるところ』(ワニブックス)がある。
 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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