「肩がこりすぎて背中がバキバキ……」1回1分!理学療法士が勧める、肩こり解消とダイエットに効く運動習慣

心と体

2021.04.14

仕事や家事に追われている女性の中には、つらい肩こりにお悩みの方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、理学療法士が「簡単セルフ肩甲骨はがし」について解説していきます。肩甲骨はがしを行うと肩こりが解消されるだけでなく、ダイエット効果も期待できますよ。

広告

ひどい肩こり、丸い背中……原因は固くなった肩甲骨回りの筋肉

さんぷる

ついつい猫背になって、肩こりがひどくなっていませんか? 実は肩こりの原因は、肩甲骨にあるのです。

肩甲骨周りには19種類もの筋肉があるのですが、これらの筋肉が硬くなってしまうと、周囲の毛細血管を圧迫して血流を悪くします。そして、血流が悪くなると老廃物質がたくさんたまって、肩や首の違和感を引き起こすのです。これが、肩こりの状態です。

したがって、肩こりにならないためには常日頃から肩甲骨を動かして、肩甲骨周りの筋肉を柔らかくしておくことが重要になります。

自宅でできる「セルフ肩甲骨はがし」

サンプルイメージ

肩こりを解消したり予防したりするためには、肩甲骨を動かす「肩甲骨はがし」が有効です。ここでは、どこでもすぐに実践できる簡単セルフ肩甲骨はがしを解説していきます。

<セルフ肩甲骨はがし>

1.左手で左肩を、右手で右肩を軽く触ります。
2.1の状態から肩を回していきます。肘で大きな円を描くようなイメージを持つとよいでしょう。
3.内回しを10回、外回しを10回行います。

セルフ肩甲骨はがしは、1日に何回行っても構いません。気づいたときにこまめにやりましょう。肩甲骨はがしを習慣化することで、肩こりを解消し、予防もできますよ。

また、脂肪を分解してくれる褐色脂肪組織(かっしょくしぼうそしき)と呼ばれる組織も活発化されるので、ダイエットにもおすすめです。

体質に合った漢方薬を飲む

サンプルイメージ

「肩こりに悩まない体質をめざしたい」
「肩こりを手軽に何とかしたい」
そんな方には漢方薬がおすすめです。漢方薬は症状と体質に合ったものを飲むことで、ずっと抱えていた不調に、とても良い効果をもたらします。
また、そうした不調の多くは、心身のバランスが乱れてしまったために起こるものです。自然由来の生薬で構成されている漢方薬なら、心とからだ全体のバランスをうまく調整し、体質から根本的な改善をめざせるでしょう。

不調の改善のためにバランスの取れた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けられそうですよね。

さっそく始めてみたいと感じた方のために、以下に肩こりの症状に悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。
 

さんぷる

<肩こりでお悩みの方におすすめの漢方薬>
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):頭痛や生理痛などもあり重い肩こりの方に
滞った血を巡らせて血行がよくして肩こりを改善します。

葛根湯(かっこんとう):筋肉疲労により首や肩に痛みやこりを感じている方に
発汗させることで、筋肉の緊張をほぐして、首や肩のこりを和らげます。

ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく副作用がおこることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。
 

お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。

「簡単セルフ肩甲骨はがし」を試してみよう!

今回は肩甲骨はがしについて解説しました。肩甲骨周りが硬くならないように、毎日肩甲骨はがしを実践していきましょう。また、どうしても肩こりがよくならないという方に向けて漢方薬についても触れました。気になった方はぜひ専門家に相談してみてください。

広告

著者

濱南くにひろ

濱南くにひろ

公立大学を卒業後、病院で理学療法士としてリハビリテーションに携わる。車イスバスケットボールチームのトレーナー経験もあり、医療・福祉・スポーツ分野に幅広く関わる。現在はフリーランスWebライターとして活動中。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る