2 友人関係のいざこざに発展⁉︎
LINEはずしなどのいじめトラブル
ネット上での会話は基本的に文章であることから、上手にニュアンスを伝えないと誤解やすれ違いがすぐに起こってしまいます。とくにLINEなどのグループチャットでは、ちょっとした受け取り方の違いによって誤解や感情の行き違いが生じやすいもの。
〇〇ちゃんってかわいくない?(褒めている)
〇〇ちゃんってかわいくない(悪口に聞こえる)
文末に「?」をつけ忘れただけでも意味合いが変わり、伝えたかったことと違う捉え方をされ、一方的にグループから外されるいうことも起こり得ます。相手に正しく伝わるように、記号やスタンプ、顔文字などを上手に使いましょう。
またグループチャットはテンポが速く、会話が入り乱れることもしばしば。うかつに途中参加して、流れをつかまないまま会話に入ってしまうとトラブルの火種になることも。
オンラインでもそうでなくても、人との会話で嫌な気持ちになることはあります。そんなときは感情をすぐにぶつけるのではなくて、一呼吸おいて考えてみましょう。文章での会話だとこじれそうであれば、思い切って電話してみるのも方法です。
LINEのグループチャットで起こるいじめや仲間外れは、メンバーでなければ会話の内容を読めないため、トラブルの発見が遅れがち。「発言を無視される」「嫌な写真や動画をグループで共有される」「 違うグループを作り悪口を言われる」「グループから突然外される」など、きっかけはささいな行き違いであっても、いじめに発展することも少なくありません。一緒に生活する保護者は、トラブルの兆候や変化に気付けるように、子どもたちの様子や会話にアンテナを張り巡らせておくことが大切です。
アカウントがらみのトラブル
1:有料サブスク(動画、音楽配信)サービスのアカウント共有は違法!
安く有料の配信サービスを使いたいからと言って、友だちとのアカウント共有はやめてください
2:SNSのアカウント共有はしない方がいい
恋人や友人との共同アカウントはその人間関係に変化が訪れたあとに、トラブルのもとになりかねません。
3:推測しやすいパスワードを設定しない
友だちなどにパスワードを教えないことはもちろんですが、誕生日など推測されるパスワードに設定してしまうと、ちょっとしたいたずら心などからアカウントを盗み見られたり、乗っ取られたり、なりすましなどの被害につながりかねません。友だち本人がやらなくても、第三者に漏れ伝わることもあるので、注意しましょう。
ネット上でのサービスはたいていIDとパスワードさえ分かれば、誰でもアクセスできるようになってしまいます。どんなに親しい相手でも、保護者以外に自分のIDやパスワードを教えては絶対ダメ。他人のIDとパスワードでログインすることは、 不正アクセス禁止法違反にあたります。被害・加害ともに注意が必要です。