ブラジャーの上にお肉が乗る原因
上半身の体型が崩れると、フィットネスジムなどでは背中のトレーニングを勧められることも多いもの。もちろん、広背筋のトレーニングは上半身痩せには欠かせない効果的なトレーニングです。しかし、背中の筋トレって辛くてなかなか続かない……という方も多いのではないでしょうか。
現代はパソコンやスマートフォンの普及により、私たちの意識していない間に姿勢が前のめりになりやすい環境です。すると背中の筋肉や肩甲骨は前方向に引っ張られ、体の前面の筋肉は縮こまる一方。
同時に、脇下のハミ肉に悩んでいる方は、肩こりや首こりに悩んでいる人が多いのも特徴です。これら全てにまつわる原因は「胸の筋肉(大胸筋)が縮んでしまっているから」という可能性が考えられます。
大胸筋が縮むと、結果的に全身の筋肉の衰え・姿勢の悪化・腕の可動域の狭小化を招きます。
上半身をスッキリさせるためには、縮んだ大胸筋を普段から伸ばしてあげる習慣をつけてあげるのが、痩せへの近道です!
脇の下周辺をスッキリさせるには?
脇の下周辺をスッキリさせるには、背中の筋肉や肩甲骨が前に引っ張られてしまっている原因を取り除くのが先決。後におこなう背中の筋トレなど動きの精度をあげて効果をアップするためにも、まずは大胸筋のコリや縮みを解消してあげましょう。
一つお伝えしたいのは、体が前に引っ張られてしまう原因は大胸筋の縮みだけではないということ。人間の体は、約600を超える大小たくさんの筋肉で構成されています。それら全部をストレッチしてあげることができればそれに越したことはありませんが、それには時間もテクニックも膨大な量が必要です。
手軽に背中と体の前面の筋肉バランスを良くするためには、体の前側でもとくに大きな「大胸筋」をストレッチしてあげるのが有効的。
いきなり背中を鍛える筋トレを行うのもいいですが、運動習慣がない人ほど、まずは簡単に取り組める「痩せストレッチ」から始めることをおすすめします!
外出先でもできる!壁を使ったハミ肉撃退ストレッチ
前のめりの姿勢を作り出している原因の一つ、「大胸筋の縮み」を取り除く簡単ストレッチを伝授します。
壁さえあれば、職場や外出先でも短い時間を見つけて実践することが可能です。特別な道具も使わないとってもお手軽な痩せストレッチですので、ぜひ試してみてください!
- 壁の脇に立ち、肩の高さで肘~手のひらまで壁につける。肘の角度は90°を意識。壁から体が離れすぎたり近づきすぎないよう注意する。
- 両足は軽く前後に開いた状態でスタンバイ。
- 壁についている手の位置は動かないように固定し、上体を徐々に外側へ開く。
- 肩~胸部の伸びを感じたら、ゆっくり呼吸しながら30秒ほどキープ。これを左右両方おこなう。
ポイント
一気に何分もストレッチをかけるよりも、時間を見つけてこまめに筋肉を伸ばしてあげるのがおすすめです。パソコンやスマートフォンを使ったあとに今回のストレッチを習慣にするのもいいですね!
ただし筋肉を伸ばしたいがために、痛みが出るほど力いっぱい胸部を引っ張るのはNG。ジワジワと伸びを感じていく程度でおこなうのがポイントです。
また、左右で気持ちの良い方だけ長くストレッチしてしまうと、結果的に左右差が出てきてしまいます。ストレッチするときは、左右同じ時間だけ伸ばすのも大切なポイントです。
万が一、四十肩や筋肉痛など、胸・肩周辺に痛みがある場合はストレッチをお休みしてください。
まとめ
痩せたいと思ったとき、いきなり難しい筋トレに挑戦したからといって大きな効果が出るわけではありません。短い時間でもこまめにストレッチを続けることで、ボディラインに変化が出てくるのを感じることができます。たかがストレッチ、されどストレッチ。
まずは、自分の身体において「うまく使えていない筋肉は?」「どの筋肉が凝ってる?」と少し意識して、痩せストレッチを行なってからトレーニングをしてみてください!