お片付けって楽しい!を体感してもらうことが第一歩!
子どもに「片付けなさい!」とガミガミ、怒鳴りつけていませんか?
床に散らばったオモチャ、脱ぎっぱなしの洋服、怒鳴りつけたくなる親御さんの気持ちははよーくわかります。でも、怒って怒鳴りつけて、片付けさせることができたとしても、それは一時的な効果にすぎません。怒って片付けさせてしまうと、片付けは親に怒られてするもの、とネガティブな行為としてインプットされてしまいます。
そうではなく、片付けをしたらスッキリして気持ちがいい! 片付けをしたらお母さんが喜んでくれた! となると、片付けはポジティブな行為だとインプットされます。お片付けは、ポジティブな行為なんだ! と、成功体験を積み重ねることで、積極的に片付けができるように、少しずつ変わっていきます。お片付けって楽しい! を体感してもらえるよう、片付けを促すよう心掛けてください。
片付けは子どもの生きる力を育む!
子どもはすごいスピードで成長していきます。成長に伴って、サイズアウトした洋服、遊ばなくなったオモチャなど、不要なモノがどんどんたまっていきます。それらのモノを部屋に放置したままだと、当然部屋は散らかります。
そこで大切なのが、モノを整理する(不要なモノを取り除く)ことです。整理をする習慣を子どもに身に付けてもらうためにも、是非一緒に整理をしましょう。その際に、いらないモノを選ぶのではなく、必要なモノを選ぶことに意識を向けて、整理してください。また親御さんがモノのいる・いらないを決めるのではなく、子どもに、いる・いらないを決めてもらいましょう。
自分にとって必要なモノを選ぶ力を身に付けてもらえる、絶好の機会です。選ぶ力を身に付けることは、物事に優先順位を付けられるようになったり、自分で考え判断できる力が備わったりと、生きる力を育むことにつながります。自分で選び、片付けることで、自分でできた! と自己肯定感を育てることにもつながります。
子どものやる気を引き出す声かけを!
小さい子どもにとって片付けは面倒な事柄かもしれません。ただし、声掛け一つでやる気を引き出すこともできます。漠然と片付けて! というのではなく「この3つを元の場所に戻してね」や「ブロックを片付けてね」という風に、より具体的に声掛けするように意識してみてください。
また、いらないモノを選ぶのではなく、好きなぬいぐるみにランキングを付けてもらうなど、好きなモノを選ぶよう促すと、整理もスムーズに進みますよ。親子のコミュニケーションの一つとして、楽しみながら片付けしてみて。
片付けのハードルを下げる
ただし、片付ける行為そのものが複雑だと、片付けはなかなか習慣化されません。片付けのハードルはできるだけ下げましょう!
子どもが管理できる量しか持たない
子ども服は少数精鋭だと管理もラク。
放り込むだけ
カゴにポイポイ放り込むだけなら、子どもでも簡単。
掛けるだけ
脱いだ上着も、首の部分を掛けるだけなら簡単。
置くだけ
ランドセルは背の高さに合わせた棚に置くだけ! 置くだけなら簡単です。
片付けの仕組みは子ども目線で
片付けの仕組みのハードルが高いと、片付けがなかなか習慣づきません。片付けの仕組みは、あくまでも子ども目線で、ハードルを下げて作りましょう。扉を開けて、ふたを開けてとアクション数が多いと、片付けはたちまち面倒なことになります。
アクション数は最小限に、子どもの身長に合わせた高さ、手に届く高さを意識して、仕組みづくりを行ってください。また、子どもと一緒に、ここにしまったら取り出しやすい? など、コミュニケーションをとりながら組み立てていくと、積極的に片付けに参加してくれるようになりますよ。
子どもの片付けのコツについてご紹介しました。片付けって気持ちいい! 片付けって楽しい! と思ってもらえる声掛け、仕組みづくりが大切です。是非、お子さんとコミュニケーションを楽しみながら、片付けに取り組んでみてくださいね!