子どもに「片付けなさい!」と怒鳴ってない?片付けのハードルを下げる4つのポイントと声かけとは#整理収納アドバイザー直伝

家のこと

stock.adobe.com

2021.06.09

整理収納アドバイザーのkazuzkoです。子どもが片付けてくれない! とお悩みの方多いのではないでしょうか。ついつい、手を出して、親が片付けをしてしまいがちですが、自分のことは自分でできるようになってほしいですよね。子どもが、片付けをしてくれるようにするには、ちょっとしたコツがあります。そこで今回は、子どものお片付けのコツをご紹介します。

広告

お片付けって楽しい!を体感してもらうことが第一歩!

子どもに「片付けなさい!」とガミガミ、怒鳴りつけていませんか? 

床に散らばったオモチャ、脱ぎっぱなしの洋服、怒鳴りつけたくなる親御さんの気持ちははよーくわかります。でも、怒って怒鳴りつけて、片付けさせることができたとしても、それは一時的な効果にすぎません。怒って片付けさせてしまうと、片付けは親に怒られてするもの、とネガティブな行為としてインプットされてしまいます。

そうではなく、片付けをしたらスッキリして気持ちがいい! 片付けをしたらお母さんが喜んでくれた! となると、片付けはポジティブな行為だとインプットされます。お片付けは、ポジティブな行為なんだ! と、成功体験を積み重ねることで、積極的に片付けができるように、少しずつ変わっていきます。お片付けって楽しい! を体感してもらえるよう、片付けを促すよう心掛けてください。

片付けは子どもの生きる力を育む!

子どもに「片付けなさい!」と怒鳴ってない?出典:stock.adobe.com

子どもはすごいスピードで成長していきます。成長に伴って、サイズアウトした洋服、遊ばなくなったオモチャなど、不要なモノがどんどんたまっていきます。それらのモノを部屋に放置したままだと、当然部屋は散らかります。

そこで大切なのが、モノを整理する(不要なモノを取り除く)ことです。整理をする習慣を子どもに身に付けてもらうためにも、是非一緒に整理をしましょう。その際に、いらないモノを選ぶのではなく、必要なモノを選ぶことに意識を向けて、整理してください。また親御さんがモノのいる・いらないを決めるのではなく、子どもに、いる・いらないを決めてもらいましょう。

自分にとって必要なモノを選ぶ力を身に付けてもらえる、絶好の機会です。選ぶ力を身に付けることは、物事に優先順位を付けられるようになったり、自分で考え判断できる力が備わったりと、生きる力を育むことにつながります。自分で選び、片付けることで、自分でできた! と自己肯定感を育てることにもつながります。

子どものやる気を引き出す声かけを!

小さい子どもにとって片付けは面倒な事柄かもしれません。ただし、声掛け一つでやる気を引き出すこともできます。漠然と片付けて! というのではなく「この3つを元の場所に戻してね」や「ブロックを片付けてね」という風に、より具体的に声掛けするように意識してみてください。

また、いらないモノを選ぶのではなく、好きなぬいぐるみにランキングを付けてもらうなど、好きなモノを選ぶよう促すと、整理もスムーズに進みますよ。親子のコミュニケーションの一つとして、楽しみながら片付けしてみて。

片付けのハードルを下げる

ただし、片付ける行為そのものが複雑だと、片付けはなかなか習慣化されません。片付けのハードルはできるだけ下げましょう!

子どもが管理できる量しか持たない

子ども服

子ども服は少数精鋭だと管理もラク。

放り込むだけ

放り込むだけ

カゴにポイポイ放り込むだけなら、子どもでも簡単。

掛けるだけ

掛けるだけ

脱いだ上着も、首の部分を掛けるだけなら簡単。

置くだけ

ランドセル収納

ランドセルは背の高さに合わせた棚に置くだけ! 置くだけなら簡単です。

片付けの仕組みは子ども目線で

片付けの仕組みのハードルが高いと、片付けがなかなか習慣づきません。片付けの仕組みは、あくまでも子ども目線で、ハードルを下げて作りましょう。扉を開けて、ふたを開けてとアクション数が多いと、片付けはたちまち面倒なことになります。

アクション数は最小限に、子どもの身長に合わせた高さ、手に届く高さを意識して、仕組みづくりを行ってください。また、子どもと一緒に、ここにしまったら取り出しやすい? など、コミュニケーションをとりながら組み立てていくと、積極的に片付けに参加してくれるようになりますよ。

 

子どもの片付けのコツについてご紹介しました。片付けって気持ちいい! 片付けって楽しい! と思ってもらえる声掛け、仕組みづくりが大切です。是非、お子さんとコミュニケーションを楽しみながら、片付けに取り組んでみてくださいね!

広告

著者

Kazuko

Kazuko

片付けで暮らしをラクにシンプルに おウチを整えて豊かな暮らし 鹿児島で整理収納アドバイザーとして活動中   中学1年、小学5年の男の子、小学2年の女の子のママ  お片付けサポート 487時間 お片付けレッスン 65名様

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る