更年期太りの原因は2つ
更年期とは、閉経前後の40代後半から50代前半までの期間を指し、この時期を迎えた女性は、ホルモンバランスが乱れて心と身体が大きく変化していきます。更年期太りの主な原因は2つです。
1. 女性ホルモンの低下
女性ホルモンであるエストロゲンは脂質の代謝を促すことに関わっています。更年期にはエストロゲンの分泌量が減り、脂質の代謝が悪くなることから、内臓脂肪がたまりやすくなります。
2. 加齢による代謝の低下
私たちが生命を維持するために最低限必要なエネルギー量を基礎代謝量といいます。
これが低下すると1日に消費できるエネルギー量も低くなるため、体重が増えやすくなります。基礎代謝は10代をピークにして、それ以降は筋肉量の減少などによって低下していくことから、更年期では太りやすくなるというわけです。
また更年期は、女性ホルモンの変化により心身にさまざまな不調が出てきてストレスもたまりやすいもの。さらなるストレスを防ぐためにも、この時期の体重コントロールは、無理をしないで長く続けられる食生活を心掛けることが重要です。
次のページでは、一番大事な「食べ方」について解説します。