花火の準備は意外と大変! 子どもにはアレも気をつけて
子どもも喜びますし、バーベキューやお庭でのビアガーデンの最後のトリとして「花火をやろう」というご家庭は多いですよね。今年はコロナ禍もあってか、筆者の近所の花火の在庫切れが多く目立ちました。
花火となると、柄の長い火元に水とバケツが欠かせません。ちなみに明るいと虫が寄ってくるので、虫除けスプレーもあると便利です。そして花火を消化した後には、ゴミ袋も必要になります。子どもも大人も気軽に楽しめる花火ですが、手軽さゆえに準備を怠ってボヤ騒ぎなどないように、入念な準備が必要になります。
それと忘れてはならないのが履き慣れたスニーカー。筆者自身、小さいときに花火の火種が足の甲に落ちてしまい、大事には至らなかったものの軽症の火傷を負ったことがあります。近頃はサンダル姿で遊んでいる小さい子どもを見かけますが、線香花火などは風に煽られやすく、火を持ったままの転倒は大事故にもなりかねません。子どもさんは履き慣れたスニーカーで花火を実施すると安心です。
このように遊び慣れた花火でも小さい子どもがいながらの準備や後片付けは意外と大変です。
花火の後片付けをラクにするコツ
花火の後片付けをラクにするためには、火消し用のバケツに細工をするとよいでしょう。
牛乳パックを使う
牛乳パックを四角いまま、潰しながらハサミを入れます。そこに水を貯めて、花火の火消しバケツとして使う方法も手軽です。牛乳パックがない場合は、ペットボトルでも代用できます。その場合は、写真のように切ったところに注意をし、ガムテープやビニールテープで保護しましょう。
バケツに穴あきビニールを張る
バケツにぴったりのビニール袋を見つけて、いったんバケツからビニールを取り外します。そして、そのビニールに千枚通しなどで穴を開けます。細かい穴なら包丁の刃先でもOK。穴を開けたら、再度バケツにかけてそこに水を貯めます。花火を遊び終えたら、ビニール袋を持ち上げれば、自然と水が切れて手を汚さずにすみますよ。余分な水を手を汚さずに切りたい方には、こちらの方法がおすすめです。
SDGsは初歩的な後始末もポイント!
花火の片付けが面倒なのか、海あり県に在住の筆者は毎年海岸の砂浜に残された花火の残骸をみると残念な気持ちになります。夜間がメインで行われる花火ですから、視界が不自由なのも無理はありません。しかし、分かっているからこそ事前に施す工夫で後片付けをラクにすることは可能です。
「SDGs(持続可能な開発目標)」は、プラスチック削減だけではないと思います。夏ならではのバーベキューのゴミの処理や花火の後始末のほか、海の近くにいけば釣りの仕掛けに足をとられている海鳥も見かけます。きちんと「楽しんだ後」も考えられる、全ての動物に楽しい夏であるべきことも、夏の風物詩とともに子どもに伝えていけるとよいですね。