「今日は学校どうだった?」がNGな理由
帰宅したお子さんに「おかえり、今日はどうだった?」と毎日のルーティンのように使ってしまいがちですが、実はこの言葉も坪田さんによると使ってはいけない言葉だそうです。
「低学年のときはいろいろと話してくれたのに、成長とともにそっけなくなったり、無言になったりと、お子さんの変化に悩んでいる親御さんは多いです。しかし、親御さん側の質問の仕方に問題はないかちょっと考えてみてください。そして、ちょっと工夫をしてみてください。
質問にはオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンがあります。クローズドクエスチョンはイエスかノーあるいは、AかBか答えが限定的になる質問です。
一方、オープンクエスチョンは相手が自由に答えられる質問です。『今日は学校どうだった?』はオープンクエスチョンにあたるのでいろいろな返答の仕方があります。お子さんの年齢によりますが、このオープンクエスチョンだと質問が漠然としすぎて何を答えたらいいのかわからず、言葉に詰まってしまいます。
ですからまずは、「今日は休み時間に○○やった?」、「友達はみんな来ていた?」などクローズドクエスチョンからはじめ、お子さんと会話するようにしてみてください」
× 「今日は学校どうだった?」
〇 「今日はドッジボールで遊んだの?」
「ちゃんとしなさい」や「今日は学校どうだった?」など、日ごろ何気なく使っているお子さんへの声かけもこうして具体的に問われると「はっ!」とするものです。
書籍ではお子さんへ逆効果になってしまうような言葉が他にも掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。