生活で欠かせない家電の1つ「冷蔵庫」
生活の中で欠かせない家電といえば、冷蔵庫ではないでしょうか。食材を冷やし、腐らないように保管してくれる冷蔵庫は、毎日何気なく使っています。でももしも壊れてしまって買い替えるとなったら、かなりの高額になりますね……。
そんな冷蔵庫は、普段から小さなことを意識するだけで寿命を伸ばすことができるかもしれません。今回は、冷蔵庫を長持ちさせるために意識していきたい点についてお伝えします。
冷蔵庫の寿命は?
そもそも冷蔵庫はどれくらいもつものなのでしょうか。冷蔵庫の寿命は、だいたい8年〜20年以上と幅もあり、まちまちです。しかし、各メーカー部品の保有期間というものがあり、冷蔵庫は9年です。9年を過ぎると、冷蔵庫の調子が悪くなった際に修理に出しても、部品がなく修理ができない場合もあるようです。
冷蔵庫をなるべく長持ちさせる方法とは?
1.なるべく開け閉めしない
冷蔵庫は開けたり閉めたりを繰り返すと、その度に中の温度を保つために冷蔵庫に負荷がかかります。また長く開けている状態では冷蔵庫の中の温度が上がり、快適な温度にするために冷気を送り込むコンプレッサーが稼働します。冷蔵庫に負荷をかけないためにもなるべく開け閉めをしない、また開けている時間はなるべく短くすることが大切です。
2.熱い食材を入れない
冷蔵庫で冷やしてくれるからと、まだ冷めきっていない食材を冷蔵庫にいれてしまうと、庫内の温度が上がり、その温度を下げるために冷蔵庫に負担がかかります。冷蔵庫に食材を入れる際には、しっかり粗熱が取れた状態でいれてください。
3.冷気の通り道を作る
冷蔵庫は食材を入れ過ぎると庫内が均一に冷えなくなり、冷却力も低下し、余分な電気を消費することになります。結果的に冷蔵庫に負担がかかる状態になりますので、食材を冷蔵庫に入れる際には、冷気が通るようにいれてあげることも必要です。冷気が通ることによって、食材はすぐに冷え、冷蔵庫の負荷が減ります。
ただし、冷凍庫は少し違います。冷凍庫は食材を詰め込むことによって保冷効果が高まります。
4.ドアパッキンの掃除をしっかりする
冷蔵庫は、ドアパッキンが劣化し隙間ができたり、扉のパッキンの部分に汚れが溜まって隙間ができてしまうと、そこから温かい空気が入ったり、冷気が漏れたりしてしまう状態になります。余分な電気を消費しないようにするためにも、なるべく綺麗な状態をキープするように、取扱説明書に従ってこまめに掃除をするようにしましょう。
冷蔵庫に負荷がかかることが増えてしまわないように、ご紹介したことをぜひ参考に、大切に使ってくださいね。
監修してくれたのは…大澤健太さん
行政書士法人メイガス国際法務事務所 代表
家電のPSE対応や、事故発生時のリコール対応等の製品安全コンサルティングなどを行い、様々な製品事故・故障・不調とその対応について知見を有する。