余った食材をそのまま冷蔵庫に入れるのはNG!未来の自分に感謝される「1日3作の習慣」

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 余った食材を冷蔵庫にそのまま戻すのはNG!未来の自分に感謝される「1日3作の習慣」

2021.11.29

毎日の料理が面倒に感じるという方も多いのではないでしょうか。でも、0から作りはじめる料理を減らせば、日々のご飯したくはグンと楽になります。今回は私が日々取り入れている、毎日の料理がラクになる習慣をご紹介します。

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0から料理をするから時間がかかる

料理が億劫出典:stock.adobe.com

日々のご飯したくを億劫に感じることはありませんか? 時間も体力もやる気も足りない……。そんなあなたにおすすめしたいのは、余った食材を冷蔵庫にそのまま戻さないこと
「0スタートの料理」を減らし、「+1スタートの料理」を増やすと、日々の料理がグンとラクになりますよ。

「0スタート」とは、食材の開封、カット、下茹でといった作業を、料理のたびにすべて行なうことを指します。

また「+1スタートの料理」とは、半調理した素材を使った料理です。
半調理というのは、そのまま食べられる状態の「常備菜」や「作り置き」とは違います。そのままでは食べられないけれど、すぐに料理に使える状態にしたものを指します。

未来の自分に感謝される!1日3作の習慣

1日3作出典:stock.adobe.com

半調理したものを用意するのは大変だと思われるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが「いつもの料理のついでに、3つだけやる」ことです。私はこれを「1日3作」と呼んでいます。

1日3つは「必ずやらなくてはいけない!」と自分を縛るものではありません。あくまでも目安です。「1日3つできたらすごい!」という具体的な目標をつくることで、習慣化しやすくなります。

下で説明しますが、ものすごくハードルを下げて1つにカウントすることもできます。

ゆでるだけ、切るだけ、開けるだけでもOK!

では、具体的な「1日3作」の例を紹介します。ここでは、わかりやすいようにこんなシチュエーションを考えてみました!

夕飯の副菜に、ほうれんそうとトマトを使いました。ところが、余りました。そんなときは……
シチュエーション
この野菜たちを、そのまま冷蔵庫に入れず、ひと工夫すれば「1日3作」になりますよ!

レベル1:移すだけ

トマトをラップに包んで冷蔵庫に戻すのではなく、次に使うとき食べやすい形にしておきます。

レベル1

具体例

洗って水けを拭き、保存容器に入れておく。
湯むきして、保存容器に入れておく。

レベル1

レベル2:切るだけ

トマトやほうれんそうを食べやすくカットしておきましょう。

レベル2

具体例

  • 洗ってカットしたトマトを保存容器に入れる。カットしたトマトはあまり日持ちはしないので、次の日の朝食のサラダに使うなど早めに使いましょう。
  • 洗ってカットしたほうれんそうを保存容器に入れる。下にキッチンペーパーを敷くと持ちがよくなります。

次回以降のアレンジ例

  • トマトに調味料を和えて一品料理に。
  • ほうれんそうをバターで炒めて一品に。
  • お肉を焼くときにほうれんそうを一緒に炒めて一品に。
  • ほうれんそうを味噌汁やスープに入れる。

レベル3:ゆでるだけ

洗ってカットしたほうれんそうを、ゆでておきましょう。

レベル3

具体例

  • 耐熱ボウルに入れ、ラップをしてレンジ加熱しておく。
  • 鍋でゆでる。
  • フライパンなどで蒸し煮にしておく。

次回以降のアレンジ例

  • ほうれんそうをバターで炒めて一品に。
  • 刻んでハンバーグや卵焼きに混ぜる。
  • 汁物に後入れする。

もちろん、余力があれば、味つけまで済ませて料理のいらない状態、常備菜にしても。

レベル3
料理で余った食材をそのまま冷蔵庫に戻すのではなく、次回の料理の“先取り下ごしらえ”をする。
それを習慣化するために「1日3つ」という目標を作っておく。

この2つを意識すると、今日の小さながんばりが、明日以降の自分を助けてくれますよ。もちろん必ずできなくても問題はありません。できるときに、できることを意識してみましょう。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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