片付けられない自分を責めるのはやめよう
片付けの現場に伺うと、ほとんどのお客様が、「こんなに散らかっていて、すみません」「こんな部屋で、家族に申し訳なくて……」と申し訳なさそうに、悩みを打ち明けてくださいます。これまで、片付けようと思っても、片付けられない自分を、ご自身が一番責めて、苦しんでいらっしゃったんだと思います。いざ、片付けをしようと思っても、片付けられない自分を責めて苦しんでいる状態だと、片付けに取り組んでも、辛い作業でしかないので、モチベーションが上がらず、片付けが続きません。
まずは、「片付けられなくても仕方がなかった!」「これまで頑張ってきたんだから、そんなに自分を責めなくてもいいじゃない!」と、前向きに開き直って、片付けに取り組んでみましょう。そして、引出し一つほんの少しでいいので、片付けてみましょう! 少しずつでいいので、実際に手を動かして片付けることが大切です。「私にもできた!」を積み重ねていきましょう!
高すぎる理想・完璧主義はやめよう
今の時代、YouTubeやinstagramで素敵な人の暮らしぶりを見れる時代。素敵なインテリアや、整ったお家を見て、「どうせ片付けても、こんな風に素敵にはならない……」と思ってしまい、「片付けのやる気が起きない……」という人も多いのでは?
また、お仕事で忙しい方なら、「時間があれば完璧に片付けられるんだけど……」と思っている方もいらっしゃるかと思います。「完璧に整えたい!」と思うあまり、「中途半端に片付けに取り組んでも仕方がない……」と思い、結局片付けないという、理想と現実のギャップが大きい完璧主義の方、結構多いかもしれません。
まずは、今の暮らしをスムーズにするためと、高すぎる理想のハードルを下げて、片付けに取り組んでみませんか? 今の暮らしがスムーズになると、今の暮らしの満足度があがって、片付けが楽しくなってくるかもしれませんよ。
過去にとらわれるのはやめよう
片付けは、モノと向き合う作業の繰り返し。思い出のモノを捨てられない……というお悩みは、よく相談を受けます。「昔はまっていた趣味のモノ」「以前の仕事の道具」「子どもが小さかった頃の思い出のモノ」と捨てられないモノはさまざまです。ですが、全ては過去のモノです。今の暮らしを圧迫するほど、過去のモノが溢れかえっているのだとしたら、本末転倒です。
過去のモノを手放すことに、不安を感じるのはなぜでしょうか。思い出のモノを捨てるなんて、冷たい人間のすることだ! とお思いですか? では、片付いていない状態は、今の自分に優しくできている状態といえますか? 思い出のモノがなくなることで、楽しかった思い出もなくなってしまうのでしょうか? 決してそうではありません。これまで積み重ねてきた思い出の数々が、今の自分を作り出してくれているのです。そう思えれば、モノを形に残しておく必要はないのではないでしょうか。過去にとらわれず、今の自分に優しくする! 今とこれからの暮らしを大切にする! と捉え方を変えてみましょう。
片付けが苦手な方に、真っ先に捨てて頂きたい『罪悪感』とやめるべき3つのことについてご紹介しました。片付けが苦手な方は、片付けに対するモチベーションを上げられずに、苦しんでいらっしゃる方が多いように感じます。片付けは、人生を好転させる素晴らしいチカラがあります。まずは『罪悪感』を捨てて、3つのことをやめてみてください。あれ? 片付けって案外簡単かも? と思えますよ! 是非取り組んでみてくださいね。