冷凍に向かないといわれる「じゃがいも」は正しい方法なら冷凍保存OK!おいしく保存するコツとは

料理・グルメ

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2022.04.09

「じゃがいも」は、冷凍できないというイメージをもっていませんか? じつは、正しい方法なら冷凍保存も可能です。今回は、タマノイ酢株式会社の管理栄養士・石山実季さんにじゃがいもの正しい冷凍保存方法を教えていただきました。冷凍じゃがいものおすすめ活用方法も併せてマスターして、おいしく賢く消費しましょう。

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教えてくれたのは 石山実季さん

プロフィール写真出典:www.tamanoi.co.jp

管理栄養士。2020年タマノイ酢株式会社に入社し、新商品開発やパッケージデザインに携わる。
2022年4月よりセレッソ大阪スポーツクラブへ出向し、オンライン栄養講座や小学校への巡回指導、サッカースクールの生徒や保護者への栄養講習会など幅広く活動する。

「じゃがいも」は冷凍NGではない!?

じゃがいも出典:stock.adobe.com

一般的には「冷凍に向かない」というイメージが強いじゃがいもですが、正しい方法なら冷凍保存もOK! より長期的に保存が可能になります。

今回ご紹介するのは、「カットして生のまま」と「加熱してマッシュポテトにしてから」の2つの冷凍方法です。
一度冷凍したものを解凍すると食感に変化は出ますが、使い方次第でおいしく食べられます。用途に合わせて冷凍方法を使いわけてくださいね。
早速冷凍保存の仕方をご紹介します。

じゃがいもの冷凍保存方法1:「カットして生のまま」

じゃがいもの冷凍方法1「カットして生のまま」

下準備に時間をかけられない場合には、「生のまま」冷凍するのがおすすめです。
どのように調理するかによって切り方を変えると、使うときに手間がかからず時短につながります。

・冷凍保存期間の目安:3週間~1か月程度

冷凍方法の手順

  1. 皮をむいて、くし切り・乱切り・細切りなどお好みの形に切ります。水にさらしてアクを抜き、キッチンペーパーなどで水分をしっかり拭き取ります。
  2. 重ならないようにジップつきの保存袋に入れて冷凍します。

解凍の仕方・おすすめの活用方法

ポテト出典:stock.adobe.com

加熱料理に使うため、解凍不要。冷凍庫から出したら、すぐに使うことができます。
そのまま油で揚げてフライドポテトにする、カレーや煮物などの煮込み料理に入れると、おいしく活用できます。

じゃがいもの冷凍保存方法2:「加熱してマッシュポテトにしてから」

じゃがいもの冷凍方法2「マッシュポテト」

マッシュポテトを冷凍するときは、「平らにする」と「1回分ずつ小分けにする」の2点がカギ。解凍ムラがでないように、のちのち使いやすくするために押さえておきたいポイントです。
つぶしておくと冷凍・解凍しても食感が損なわれにくいため、加熱したじゃがいもが余ってしまったときには、こちらの方法が最適です。

・冷凍保存期間の目安:3週間~1か月程度

冷凍方法の手順

  1. 皮をむいてひと口大に切り、水にさらしてアクを抜きます。加熱して麺棒などでつぶします。
  2. 粗熱をとり、平らになるようにしてぴったり密着するように1回分ずつラップで包み、ジップつきの保存袋に入れて冷凍します。

解凍の仕方・おすすめの活用方法

ポテトサラダ出典:stock.adobe.com

冷凍したマッシュポテトは、電子レンジ加熱や自然解凍でポテトサラダに! 食べるときに具材をプラスするだけなので、短時間で作れます。
また、ポテトサラダの味つけをしてからシリコンカップなどに入れて冷凍してもOK。解凍するだけで詰められるので、お弁当おかずにぴったりです。

そのほかには、コロッケのタネしたり、ポタージュスープにしたりと、さまざまなアレンジが可能ですよ。
※電子レンジで加熱して解凍する場合は、一気に加熱せずに様子を見ながら行います。

正しい冷凍保存なら、じゃがいもをより長くおいしく楽しめます。「冷凍じゃがいも」を上手に活用してみてくださいね。

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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