教えてくれたのは……森の家さん
収納や整理テクニック、プチプラ収納アイテムレビューなどの動画で人気。簡単かつ丁寧な紹介や生活感を感じさせない空間作りが好評でチャンネル登録者数は33万人を超えて伸び続けている。著書に『スキマをうめる収納ルール』(KADOKAWA)など。
『スキマをうめる収納ルール』(KADOKAWA)
著者:森の家
価格:1,540円
シンク上は物は置かず、シンク下はギッシリと
森の家さんの自宅のキッチンは、白を基調に色味を抑えて、常時出しておくものは最低限にしています。ふきんやスポンジなどの小物類は白かグレーで統一。三角コーナーや洗い桶は設置せず、シンク上はつねにスッキリとした見た目です。
そのシンク上とは対照的に、シンク下の大きな引き出しの中はというと、掃除道具や洗剤のストック、袋類がビッシリと収納されています。モノがビッシリ入っているのに、キレイに見えるのは、きっちりとグループ分けができているからなんだとか。順を追ってご紹介していきましょう。
ファイルボックスで縦に仕切る
シンク下の大きな収納スペースに、森の家さんは主に水まわりの掃除グッズを収納しています。元は包丁立てが付属しただけの空間ですが、ここを横に広く使うのではなく、縦に細かく仕切って使用するのが大きなポイントです。ブラシ類、スプレー類など仲間ごとにファイルボックスで仕分けしています。
ブラシ、たわしなど
用途別に長さや形状がさまざまなブラシやたわしは、ファイルボックスの中で、さらに小箱を使ってジャンル分けすると取り出しやすく、片づけやすくなります。
食器用洗剤、クレンザー
食器用洗剤や食器用漂白剤、クレンザーなどのストックは、形がバラバラでまとまりにくいので、すべてファイルボックスへまとめましょう。
消毒や掃除のスプレー類
消毒や掃除に使うスプレー類は、詰め替えボトルも活用しながら容器のサイズをそろえるのがポイント。一列に整列させてきっちり収納します。
食洗器洗剤、重曹、クエン酸
食洗機用の粉洗剤、重曹、クエン酸など容量を量って使うようなモノは容器を詰め替えて統一感を持たせましょう。フタにシールでラベリングするのを忘れずに!
引き出しの側面に吊るして収納
シンク下収納の内側、つまり収納スペースの側面にプレートを貼り、マグネット式フックなどで吊るして収納するととても便利! 計量スプーンなど小さなモノも取り出しやすいですよ。
袋類を一括収納
ゴミ袋類はリヒトラブの書類整理用ハンギングホルダーに掛け、ラベルを付け、使用頻度順に収納しています。
ジッパー バッグ類も箱から取り出して、100円ショップの仕切りケースに立てておくと、スッキリして取り出しやすくなります。
生ゴミは折り畳み式ゴミ袋に
シンク内に三角コーナーなどを設置しない代わりに、生ゴミは100円ショップの折り畳み式ゴミ箱をシンク下収納に引っ掛けています。使わないときは厚さ5cm程に畳めるので場所を取らないのもうれしいポイントです。
掃除グッズは取り出しやすいボックスに統一
ゴム手袋、ビニール手袋、メラミンスポンジは、買ったときの袋のままだと取り出しにくいので、統一された取り出しやすい容器に入れ替えましょう。
同じ引き出し内には、ラップやシート類も入っています。それらも色味を抑えたモノを選んで雰囲気をそろえて、すっきりと見せています。
森の家さんの収納実例、いかがでしたでしょうか。プチプラ商品を中心に活用しているにもかかわらず、機能的で清潔感のある空間に仕上げているのがわかりますよね。小さな隙間も余すところなくギッシリ入っているのに、パッと見て何があるのかが、すぐ見てわかる状態をキープしておくのがポイントです。ぜひご紹介したワザを使って、シンク下をスッキリさせてみましょう。