家事シェアの心得
家事は生きていくうえで必要なスキルです。誰かにやってもらうのではなく、家族の1人1人が、家事に主体的に関わっていくことが大切。家事シェアを実現するには、環境と関係を整えることが重要です。
環境を整えるとは、家事の仕組みを整えること。家事アイテムを、見やすく、使いやすく、戻しやすく収納しておくことが大切です。関係を整えるとは、家族の誰かが孤独に家事をしているということがないよう、家族と家事についてしっかり話し合い、向き合うことです。家事シェアは、いわば家族に対する思いやり。また、一緒に家事を行う時間が、家族のコミュニケーションの時間にもなります。
環境と関係を整えたら、家族に家事をレクチャーしていきます。
レクチャーのコツ
- 大切な家事のポイントをしっかり伝える(これだけはやってほしい!など)
- 家事を一緒に行い、スキルを伝える
- 家事を任せる(見守る・口出しNG)
家事スキルには個人差があるので、家事スキルの高い人に標準を合わせることのないように注意して下さい。家族間で、感謝の気持ちを忘れないことがとても大切です。
我が家の家事アイテムの収納の工夫
普段使いの食器は1カ所にまとめて収納
毎日使う普段使いの食器は、食器棚に一括収納して、台所仕事に積極的に参加してもらうようにしています。家事に必要な食器を見やすく、使いやすく、戻しやすく収納することで、家事シェアのハードルを下げています。
冷蔵庫は見渡しやすく整える
家族も何度も開け閉めする冷蔵庫は、とにかく見渡しやすく、中身を把握しやすく収納しています。常備している豆腐や納豆、ヨーグルトなどは、奥行きのある透明のケースに、カテゴリーごとに収納して取り出しやすく。透明のケースなら中身も把握しやすいです。
ゴミ箱にゴミ出しの曜日をラベリング
ゴミ箱に、ゴミ出しの曜日をラベリングすることで、家族に各自でゴミの分別をしてもらうようにしています。SDGSの観点からも、子ども達にもゴミの分別をしっかりできるようになってほしいので、ラベリングでゴミの分別の意識を高めるようにしています。
ゴミ箱の中に替えのゴミ袋を収納
ゴミ出しをした後に、新しいゴミ袋をセッティングする作業をスムーズに行えるよう、ゴミ箱の中にゴミ袋を収納しています。これなら簡単! と家族にも好評です。
掃除道具は出しっ放し収納
埃や汚れに気付いたときに、サッと掃除できるよう掃除道具は出しっ放し収納に。掃除はまとめてするのではなく、その都度することで、埃や汚れをため込まずに済みます。出しっ放しにする掃除道具は、できるだけシンプルな見た目のモノを選ぶと、部屋が雑然とした印象になりにくいいです。
洗濯物は1人1ボックスで管理
取り込んだ洗濯物は、1人1ボックス準備して、各自に管理をお願いしています。ボックスの中がいっぱいになって溢れることがないようにする、という最低限のルールを守ってもらうようにしています。
家事シェアの心得と、我が家で実践している、家事アイテムの収納の工夫をご紹介しました。子どもの成長とともに、家事はできる人が、できるときに、できることをという理想に、少しづつ近付いて行っている我が家。みなさんも、環境と関係を整えて、家族と過ごす貴重な時間を楽しんで下さいね!