教えてくれたのは……タスカジのくくるさん
家事代行マッチングサービス「タスカジ」の人気ハウスキーパー。関西エリアで活動し、掃除から料理までマルチに活躍。大手家事代行会社で研修担当の経験もある家事のベテラン。効率よくピカピカにする熟練の掃除テクニックと心あたたまる家庭料理で、依頼者からの信頼も厚い。タスカジの講座の講師としても活動している。
キッチンカウンターのカンタン掃除方法
キッチンカウンターの汚れは「何を置いているか」「どこに近い場所なのか」によって、汚れの種類が変わります。
たとえば、調味料棚やインテリア小物などを置いている場合には下にホコリ汚れが、ガスコンロに近い場所には油汚れ、シンクに近い場所には食べこぼしなどの汚れ、などが挙げられます。
さまざまな汚れが重なっていくことで取れるまでに時間がかかってしまうので、洗い物をした後にカウンターもついでにサッと拭くことをルーティンにするとよいですよ。
汚れに合わせて掃除方法を変えて、効率的でラクにお掃除をおこないましょう!
軽いホコリ汚れの場合
キッチンカウンターの材質にもよりますが、軽いホコリ汚れだけの場合は、まずはハンディモップなどでホコリを取り除きましょう。
ザラつきの場合
ザラつきが気になる場合は、マイクロファイバーなどのクロスで水拭きします。マイクロファイバーは、洗剤を使わなくても汚れがよく取れるのでおすすめです!
ベタつきの場合
キッチンの場合はホコリ汚れに油汚れも混ざっていることも多いので、油汚れでベタつきが気になる場所は、油汚れに強い「セスキ炭酸ソーダ水」を使って拭き掃除をします。
セスキ炭酸ソーダ水は、市販のスプレータイプのものを用意するか、またはセスキ炭酸ソーダの粉末を水に溶かしてスプレーボトルに入れて使います。濃度は、水100mlに対してセスキ炭酸ソーダ1g程度が目安です。
セスキ炭酸ソーダは二度拭きが不要なので、手間も時間もかけずにお掃除完了です!
台所用洗剤をクロスにつけて拭き掃除をしてもOKですが、その後に水拭きと乾拭きが必要です。全体に洗剤をつけてしまうと拭き取るのが大変になってしまうので、汚れが気になる部分をピンポイントでお掃除するとラクになりますよ。
頑固な汚れの場合
油汚れなどが乾くと、カリカリにこびりついたような汚れに……。
そんな頑固な汚れの場合は、歯ブラシなどのスティック状のものにマイクロファイバーを巻きつけてこするとキレイになります。キズがつかないように気をつけながら、おこなってくださいね。
キッチンカウンター掃除に便利な100均アイテム
拭き掃除にマイクロファイバーなどのクロスをお掃除に使うと、洗って乾かすのが面倒に感じることもありますよね。
そんなときには、100円ショップで販売されている「お掃除用シート」を使うことをおすすめします!
このお掃除シートは、洗剤不要でサッと拭くだけで汚れを落とせる優秀アイテムです。拭いた後は水拭きも乾拭きも不要。使った後は捨てるだけなので、お掃除をより簡単にしてくれます。
セスキ炭酸ソーダも重曹も同じ汚れに対応できますが、頑固な汚れにはアルカリ度が高いセスキほうがより効果的です。すぐに取り出せる場所に置いておくと、拭き掃除のハードルがぐんと下がりますよ。
キッチンカウンターを常にキレイに保つためには、こまめな拭き掃除が大切です。気づいたときに洗剤の力を借りながら、ストレスのないお掃除を習慣にしてくださいね!
※セスキ炭酸ソーダ、おそうじシートは、パッケージ表示の注意点をよく確認してから掃除をおこなってください。
取材協力:タスカジ