9割以上の人が家計への負担増加を実感
ダイキン工業株式会社の「節約・節電に関する実態調査」によると、物価高や電気代が上昇していることで、家計への負担が増えていると感じているか聞いたところ、56.6%の人が「とても感じている」と回答しました。「少し感じている」(35.9%)と合わせると、合計で9割以上の人が負担増加を感じていることがわかりました。
ほとんどのご家庭で、家計が辛いと感じているようです。そうなると、各ご家庭の節約・節電の工夫も気になるところですよね? 皆さん、どんなところで工夫をしているのでしょうか。
「電源管理」、「買い物の仕方」が節約・節電のポイント
節約・節電のために実際に行なっている具体的な工夫で、最も多い回答は「使わない照明や家電の電源を消すようにしている」(46.6%)とのことでした。このほか上位には、「特売の食品を買ったり、 品数を減らしたりしている」(42.5%)、「外食の頻度を減らしている」(38.9%)、「買い物で使えるポイントを積極的に貯めている」(38.3%)、などが挙がりました。日常生活全体で支出を抑えようとさまざまな工夫が行われるようですが、やはり電気代と食料品にまつわる行動が真っ先に見直されているようです。
冬の電気代は夏よりも高くなる⁉節約の鍵はエアコンの使い方
調査の結果、2022年夏の電気代が思っていたより高かったと感じた人は、全体の64.5%もいました。電気代の高騰が続いていたことと、猛暑によるエアコンなどの機器を使う機会が多かったことが各家庭の電気代に影響を与えていたようです。
実は、夏よりも冬の方が電力消費量が上がる傾向があり、また電力大手10社全てで電気料金が最高水準に達しているようです。多くの人が感じた「夏の高い電気代」よりもさらに高くなることが見込まれ、家計への大きな打撃になる可能性があります。
冬に使用する暖房機器はさまざまですが、75.1%のご家庭で「エアコン」が使われているようです。皆さまの中でも、エアコンをメインに使われている方が多いのではないでしょうか? 今一度使い方を見直していただくことで、電気のムダを抑えることに繋がります。
電気代節約=我慢、ではありません!
いくら家計のための節約とはいえ、家の中で寒くてふるえながら過ごすのは受け入れられませんよね。「快適性を失いたくない」「節約=我慢、でしょ?」と思っている方もいらっしゃるかと思います。
しかしながら、快適性を保ちながら節約もできる方法があるとしたらどうでしょうか?
節約は我慢することだとイメージされる方もいるかと思いますが、暖房器具は使い方によって快適さを損なわずに消費電力量を抑える工夫もあります。 暖房器具の使い方を見直すことは、今よりさらに快適に過ごすことができるようになり、電気代も抑えられるようになる一石二鳥のおトクな機会になります。
次回は、エアコン暖房を使用するときの具体的な節電方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。