フルタイム勤務で食べ盛り男子3人のママから学ぶ「“見た目もおいしそうな夕食”を30分で作る秘訣」

料理・グルメ

 フルタイム勤務で食べ盛り男子3人のママから学ぶ「“見た目もおいしそうな夕食”を30分で作る秘訣」

2023.04.23

3人の男の子のママであり、長男が通う高校ではPTA会長、次男が通う中学校ではPTA副会長を引き受けている馬渡由香子さん。フルタイムのお仕事をしながら、家事、育児をこなし、お料理はプロ級。一体、どんな時間の使い方をしているのか気になるところ。そこで今回は、馬渡さんに日々の家事、お料理についての時短ワザについて聞きました。

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教えてくれたのは……馬渡由香子さん

馬渡由香子さん

都内の企業にフルタイムで勤める、男子3人のママ。ほぼワンオペで育児も家事もこなし、Instagramで紹介する料理の腕はプロ並み。4月からは長男の高校でPTA会長、三男の中学校でPTA副会長となるが、その物腰の柔らかさで多くのママと協力しながら、PTAの仕事も楽しんで取り組んでいる。

作りおきはしない。休日は自分のためにのんびり過ごす

仕事出典:stock.adobe.com

――PTAのお仕事も大変だと思うのですが、フルタイムでお仕事もされていますよね。今はどのような働き方をされていますか?

今は、週2回出社をし、週3回は在宅で仕事をしています。出社したときは、朝9時から19時くらいまでは会社にいることが多いです。繁忙期は、21時頃まで残業することも。家に帰るのはだいたい20時頃になるので、普段はその時間から夕飯を作っています。

――20時過ぎに帰宅して、育ち盛りの男の子たちの夕飯を作るってすごく大変そうですよね。そういうときは、作りおきを活用するんですか?

作りおきはしていないです。以前は、週末に作りおきを作っていたこともあるのですが、食べたい気分じゃなかったり、子どもたちから「できたてのほうがおいしい」と言われたりしたのでやめました。それに、休みの日の貴重な2時間を、作りおきする時間で潰してしまうより、毎日30分だけ頑張るほうが良いかなと思って、休みの日はのんびりすることに時間を使うようにしています。

馬渡さん

――帰ってから夕食全てを作るのに30分で完成させるのもすごいですね。

ごはんは朝に炊いたものが残っていたら炊かずに済むし、もし炊いた分がなくなっていたら、早炊きにして、お米が炊ける間におかずを完成させています。仕事後はスイッチがオンの状態なので、帰宅後一度座ってオフモードにせず、そのままキッチンに行き30分以内に作ります。

――育ち盛りの男の子が3人もいたら、すごい量を作らないとですよね。買い物はどのくらいの頻度ですか?

買い物は、3日に1回行きます。毎回大量に購入するので、持ち帰るだけでも大変です(笑)。お米は実家から送ってもらうのですが、1回で8合炊くので、月に30㎏がなくなります。

忙しいママのスーパー時短テク

――8合!! まるで学生寮のようですね。お料理を30分で作るために活用している時短ワザを教えてください。

私は、大きなフライパンを2つ用意して、焼く用、茹でる用で使い分けています。茹でている間に野菜を切ったりするのですが、時短ワザになっているのはスペースをしっかり作ることだと思います。キッチンにごちゃごちゃ物を置くのが好きではないので、スペースを広くして作業効率を上げています。

キッチン馬渡さんのご自宅のキッチン。なるべく物をしまってスッキリ整えてから、料理を始めるのだそう。

――作業スペースを作ることが時短ワザになるとは! では、時短になるキッチンアイテムでおすすめはありますか?

最近使って、「これは便利!」と思ったのは、キャベツ用のピーラーですが、調理器具をいろいろ使うと洗い物が増えるのであまり使わないです。フライパンを2つ用意すると言いましたが、うちはカレーもフライパンで作ります。焦げ付かず片付けも楽なんです。でも、煮込みたいときは、無水鍋を使います。野菜がトロトロになってすごくおいしく仕上がるんです。

ピーラー

――馬渡さんのInstagramを見ると、なんと言っても盛り付けの素晴らしさに感動するのですが、盛りつけのコツを教えてください。

盛り付けの仕方をすごくよく聞かれるんですが、あまり意識的にやっていることってないんです。ただ、彩りだけは意識しているかもしれません。赤、緑、黄色の3色をバランス良く入れると、すごく盛りつけがきれいに見えると思います。

プレートごはん実際に馬渡さんが作ったごはん。ワンプレートに子どもたちが大好きなメニューが盛りだくさん!

ご飯こちらは栄養満点!月見とろろ丼。彩りもキレイで本当においしそう!

――馬渡さんの作るごはんは、写真を見るだけでおいしいのがわかるんです。きっと、食べたいと言う人も多いのでは?

息子たちのお友達がよく家にきて夕飯を食べていきます。3人分作るのも5人分作るのもそんなに変わらないので大変ではないんです。それよりも、みんながモリモリ食べてくれるのを見ているとうれしくなります。
息子の友達にカレーが嫌いという子がいて、「私が作るカレーはおいしいよ」と食べてもらったら、その子、カレー嫌いを克服したんです。今は、友達の家でごはんを食べる機会も減っていますが、「また食べたい!」と言ってもらえるとやる気が出てついつい作り過ぎちゃうんですよ(笑)。お腹が減ったらうちにおいで~! なんて、子ども食堂みたいな感覚です。

子どもたち馬渡さんのお子さんの友達が遊びに来たときの様子。みんなで一緒に夕飯を食べると楽しさも倍増するのだそう。

みなさんも、ぜひ馬渡さんのInstagramをチェックしてみてください。作っているごはんがどれも本当においしそう! なのに、30分で作っていると聞き驚きました。なんでも完璧にこなしている馬渡さんですが、ご自身の得意なことを理解した上で、全てを全力でやるのではなく、力を抜くところはうまく抜く! ということができている方だなと感じました。休日を使って作りおきをしないというのも一つの手ですよね。もちろん個人差があるので、作りおきをしておいたほうが平日が楽! という方はしたほうが良いですし、それぞれ自分に合った力の抜き方を知ることで、日々の家事負担のバランスをうまくとれるようになると良いですよね。

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