栄養素まで流れ出てるかも…!意外と知らない「なす」の“正しいアク抜き”とは

料理・グルメ

2023.06.28

こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。 本格的に暑くなってきて、夏野菜がおいしい時期になりましたね。 夏野菜といえば、きゅうり、トマト、とうもろこし、オクラなどありますが、私の一押しはなすです。油との相性がよく、炒め物や揚げ物にしてもおいしいですし、漬物や山形のだしにしてもサッパリとしていて良いですね。 そんななすですが、アク抜きって皆さんしていますか? もしかしたら、皆さんが今やっているアク抜きの方法だと栄養の損失が大きいかもしれません。 せっかく食べるなら、栄養はしっかり摂取していきたいところですよね。 そこで今回は「八百屋流のなすのアク抜き」についてお話していきます。

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なすのアク抜きは必須か?

結論からいうとなすのアク抜きは、絶対にしないといけないというわけではありません。

というのも、なすのアクは身体に害を及ぼすものではないからです。

アクを抜くことのメリットは、切り口の変色を防止できることと、渋みを減少させることができるという2点になります。
漬物や生食する場合は、アク抜きをした方が見た目や食味がよくなりますが、その他の調理法だとお好みでアク抜きするかしないか選択するようなイメージで良いんです。

特に炒め物や揚げ物になすを使う場合は、私の場合アクが気になったことがないので、アク抜きをする必要はないんじゃないかなと個人的には思います。また水茄子のように、アクが少ない品種もあります。



逆にアク抜きをするデメリットもあります。
アク抜きは水につける方法が一般的ですが、水に長時間つけるとなすに含まれる水溶性の栄養成分であるポリフェノールやカリウム、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどの栄養がどんどん流れ出てしまいます。

その水をお味噌汁などに使うのであれば良いんですけど、捨てるのはちょっともったいないですよね。なす

八百屋流のなすのアク抜き

僕は基本的になすのアク抜きはしないのですが、する場合はなるべく水につける時間を少なくしています。
理由は上にも書きましたが、なすを水につけた時間に比例して、栄養が流出してしまうからです。

具体的な方法は……

1. なすを食べやすい大きさにカットする
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2. ボウルや容器に水をはる
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3. 5分〜10分なすを水にさらす
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4. なすの水分を拭き取る
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これだけです。ポイントは水にさらす時間です。短すぎるとアクが抜けませんし、長すぎると栄養の流出量が多くなってしまいます。5分〜長くても10分までがベストだと思っています。

実際に食べてみて、アクが気にならないギリギリの時間で調整して頂けたらいいのかなと思います。アク抜きが必要か不要かも含めて考えてみてください。

なすをたくさん食べて

今回は「なすのアク抜き」についてお話しました。
なすは今が旬の野菜なので、たくさん食べて頂けると嬉しいです。

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著者

青髪のテツ

青髪のテツ

八百屋歴10年、SNSで野菜の発信活動を続けています。 総フォロワー40万人を超えました。 野菜・果物の選び方、保存方法、簡単レシピ、節約について書いていきます。

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