「年収いくら?」「お子さん受験は?」ママ友に教えたくないときにつかえる“スルースキル”を伝授!

家族・人間関係

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2023.07.01

臨床心理士・公認心理師のyukoです。ママ友と上手に付き合われている方は、近所に関する情報交換や子どものちょっとした悩みを共有でき、役に立つときもありますよね。一方、距離感の詰め方が難しいママ友に悩む人も多いよう。家庭のお財布事情や子どもの学力など、踏み込まれたくない質問をされたとき、どのように返答すればよいのでしょうか。

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もくじ

学歴、年収、家のローン、子どもの受験校…どこまで答えるべき?
ママ友から、答えたくない質問が来たときのスルースキルについて
質問に質問で返す
何が聞きたいのか明確にしてもらう
「ぼかした答え」で返す
一般論・世間話にすりかえる

学歴、年収、家のローン、子どもの受験校…どこまで答えるべき?

個人的な友人であれば、デリカシーの欠けている人や距離感が合わない人と距離をおくのもひとつかもしれません。
ですがママ友は、子どもが関わってくるのでないがしろにはできませんよね。

距離感の難しいママ友の中には、両親の学歴や年収、義母との関係などのプライベートの話に踏み込んでくる方もいます。
子どもの成績や志望校などを聞かれ、抵抗を感じる方も少なくないよう。

関係をキープしながら、自分の言いたくない情報は守れるようなスルースキルを紹介していきます。

ママ友から、答えたくない質問が来たときのスルースキルについて

質問に質問で返す

〇〇君、頭よくてうらやましいな。やっぱり▢中学狙ってるの?

夏期講習の費用厳しいなあ。うちはローンも残ってるし。〇〇さん家はローンどのくらい残ってる?

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子どもの進路や住宅ローンについて、答えづらい質問が突然来ると戸惑いますよね。
質問を投げかけられると答えないといけないのがルールに思えますが、そうとは決まっていません。

質問が来たら、質問で返してしまえばいいんです。 

  • いや~、志望校は本人のやる気次第かな。〇〇君は▢中学が気になってるの?
  • 結構残ってるかも。〇〇さんはコツコツ返す派?まとまったら返したい派?

軽く答えて、質問の矢印を相手に向けるコツを得ておくと、苦手な人との会話も少し楽になるのではないでしょうか。

何が聞きたいのか明確にしてもらう

最近物価高くて嫌になるよね。でも〇〇さんの旦那さんは商社だからいいよね。やっぱり結構生活に余裕ある?

遠回しに探りを入れられるとイラっとしますよね。

「うちも全然余裕ないよ~」と答えるのも悪くないのですが、相手に謙遜と捉えられて「またまた~、でも実際のところどうなの?」としつこく聞かれる場合も。
また、「スルーされた」「話を合わせにきた」と思われるのも嫌ですよね。

そんなとき、「何が聞きたいの?」という気持ちをマイルドに伝え返すのがおすすめ。

  • 余裕はどうかな~。余裕のある生活ってどんなイメージ?
  • 商社でもピンキリだよ。〇〇さんの知り合いにも商社の人いたりするの?

どうして気になるのか、何が気になるのかを尋ねると、相手は聞き出しにくくなり話題が自然とそれていきやすくなりますよ。

「ぼかした答え」で返す

貯金全然できてなくて不安なんだよね~。〇〇さんはどれくらいしてる?

パート行ってるんだよね。時給どんな感じ?

出身の地域や性格が関係しているのかもしれませんが、はっきりと単刀直入に聞いてくる方もいますよね。
信頼できる関係であれば、オープンに話してしまったほうが楽ですし、より親密になるでしょう。

ですが、‟ちょっとはっきり言いたくないな”と思うときもありますよね。

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そんなときは「ぼかした答え」を使ってみてください。

  • 子どもが大学に行けるまでのお金くらいかな~。それ以降はあんまり考えてないや。
  • 全然高くはないよ~。東京都の平均に毛が生えたくらいかな(笑)

一応の返事にはなってますし、”そこまで聞かれたくなかったかな?”と相手にそれとなく伝えられるのでおすすめです。

一般論・世間話にすりかえる

最近ネットで見たんだけどさ、旦那の浮気防止アプリとか使ってる?GPSとか。

夫婦間のプライベートに立ち入ろうとする質問も答えにくいですよね。

使ってると言ったらどんどん踏み込んで聞かれそうだし、使ってないと言って「使った方がいいんじゃない」など口出しされるのも嫌ですし。

そんなときは、

  • ネットの広告でたまに流れてくるよね。使ってる人結構多いものなのかな?
  • 芸能人でもいろいろ話題になってるもんね。ああいうのってどこから情報が流出してるんだろう。

ママ友同士のうわさ話に興味がない、プライベートな話題まで共有したくない場合は、少しわかりやすめにスルーしてしまって大丈夫。

個人的な話に入られる前に、世間一般に矢印を向けてしまうと楽になります。

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著者

yuko

yuko

臨床心理士・公認心理師。現在は小児の総合医療センターと大学の心理教育相談センターにて勤務。児童期から思春期の子どもへのカウンセリングやプレイセラピー、子育てに悩む保護者の方への育児相談を専門にしています。色彩心理学やカラーコーディネートについても学んでおります。

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