真夏のトマトの保存場所
そもそもトマトの保存場所はどこが良いの?という方も多いと思うので、簡単に説明しておきます。
トマトの保存場所は常温がベストです。ベストといっても長持ちするという意味ではなく、リコピンの量を考えると常温がベストなんです。
というのも、リコピンは冷蔵庫に入れることで最大60%損失してしまうと言われています。
また、まだ緑色の部分がある熟度の低いトマトの場合、赤くなるにつれてリコピンが増えていくのですが、冷蔵庫に入れてしまうと追熟が止まってしまうのでリコピンの生成も止まってしまいます。
なので、栄養面のことを考えると、トマトは常温保存をして、赤く熟したものはすぐに食べるのが理想です。
上のことを頭に入れていただいた上で、トマトの保存性の話に切り替えます。
トマトが一番長持ちする温度は10度前後といわれています。室温が10度だとかなり寒いので、室温が10度前後ということはあまりないと思います。ですので、トマトは野菜室で保存するのが一番長持ちします。
さらに真夏は、トマトを常温で保存すると室温が高い影響ですぐに傷んでしまうので、すでにしっかり熟れているトマトの場合は、2〜3日以内に食べきれないのであれば、冷蔵庫の野菜室に入れて早めに消費すると良いです。
もちろん、室内の温度はエアコンをつけているかどうかや、設定温度で変わってくるのでひとまとめにはできませんので、参考程度にして頂けたらと思います。
つまり、真夏のトマトは...
- できれば常温で保存し熟したらすぐに食べる
- それが無理なら冷蔵庫の野菜室に入れてなるべく早く食べ切る
のがベストです。
トマトをたくさん食べてください
今回は「真夏のトマトの保存場所」について紹介しました。
野菜にはそれぞれ、最適保存温度というものがあります。
その野菜にあった最適保存温度を知って、それに合った場所で保存することで、より野菜が長持ちするようになります。
ぜひ、今回の記事を参考にして、真夏でも野菜を捨てずに最後まで食べて頂けると嬉しいです。