「さつまいも」の皮捨てたら損!健康と美容の栄養まるっととれる“さつまいもおかず”

料理・グルメ

2023.12.12

さつまいもは「皮ごと食べる」ことで、健康と美容によい成分を丸ごと摂ることができます。何気に皮をむいてしまっていたら損ですよね。今回はその栄養、調理ポイントをふまえ、「がっちりおかず」にもなるさつまいもレシピをご紹介いたします。

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さつまいもの栄養

さつまいもphoto by Nao Yamada

ほくほくとした食感と、ほほが緩むような甘さがあと引くさつまいも。

その秋冬の味覚は、腸内環境を整える 「食物繊維」抗酸化作用のある 「ビタミンC」「ポリフェノール」など、健康と美容によい栄養がギッシリ。

そしてその多くは「皮」に含まれていて、むいてしまうと少しもったいないことに。また、水にさらすことで流れていく成分もあり、以下のポイントをふまえて調理したいところです。

1. 皮ごと食べる

さつまいも皮出典:www.photo-ac.com 

皮には「食物繊維」「ビタミン」「ミネラル」「ポリフェノール」など、多くの栄養が “ギュッ”と集中しています。
硬く乾燥した焼き芋の皮などは食べにくいですが、普段の調理ではできるだけ「皮ごと食べる」ことを意識したいところです。皮をむかないと「時短」にもなるので、むしろ調理が楽になりますね。

2. 切ってすぐに調理する

断面出典:www.photo-ac.com 

さつまいもを切ると出る「アクは、実は美容にいい「ポリフェノール」。

変色をしてしまいますが食べても問題はなく、むしろ積極的に取りたいもの。通常するような「水にさらしてのアク抜き」は、その成分が流れてしまうので、できれば控えたいところです。

そこでさつまいもを、材料の最後に切ってすぐに調理することで、アクがまわり変色するのをかなり防いでくれます。

以上の2点をふまえて、さつまいもを皮ごと切ってすぐに調理する、スパイシーな炒め物を作っていきましょう。

さつまいものスパイシーカレー炒め

スパイシーカレー炒めphoto by Yamada Nao

材料

・さつまいも(5mm幅いちょう切り)……200〜300g

・ カレー粉……小さじ1
・ しょうゆ……小さじ1

・ 塩こしょう……少々
・ 差水……100ml
・ ごま油……大さじ1
・ パセリ ……適量

【作り方】

1. さつまいもをカットしたらすぐに、フライパンで熱したごま油で炒めます。

2. 少し色味がついたら差水を入れてフタをし、中火で蒸し焼きにします。

作り方1

3. さつまいもに火が入ったらフタを取り、水を軽く飛ばします。

4. 3にカレー粉、しょうゆを入れてよく混ぜ合わせ、塩こしょうで味を整えます。

5. 皿に盛り、パセリなどを散らします。

今回はさつまいもの栄養成分と、皮ごと丸ごと食べるレシピをご紹介いたしました。作り方2

ポイント

  • さつまいもは「皮」ごと調理する
  • できるだけ水でアク抜きしない
  • さつまいもは最後に切って、すぐに調理する

皮が苦手な方は、半分ほどピューラーでむくなどすると食べやすいです。無理のない範囲で、おいしく栄養までいただきたいですね。

<参考>
「新・野菜の便利帳 健康編」 名取貴光監修

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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