窓についた「結露」の放置がNGなワケ。カビだけじゃなかった。

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 窓についた「結露」の放置がNGなワケ。カビだけじゃなかった。

2023.12.23

冬になると頭を悩ませるのが、窓にできる「結露」。 水滴で濡れている窓を見ると、なんとも憂鬱な気分になるものです。 厄介者の結露、じつは放っておくとさまざまなトラブルを引き起こします。 ここでは、結露を放置してはいけないそのワケをご紹介します。

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カビが生える

カビ出典:stock.adobe.com

カビは湿度が高いジメジメした場所を好むため、結露がたまった窓際は最適な環境です。
そのため、結露をそのままにしておくと、必ずと言っていいほどカビが生えます。

冬場は室温・湿度ともにカビが繁殖しやすい条件が揃っているため、ひとたび発生すると一気に広がるおそれも……。

そのまま放置すれば、窓まわりの壁、床までもカビが発生し、住宅そのものが傷む可能性があります。

とくに水滴がつきやすい布製のカーテンは要注意。私自身、とある冬の朝に「カーテン裏をのぞくとカビだらけだった」という苦い経験があります。

ダニが繁殖する

ダニが繁殖する出典:stock.adobe.com

結露が発生させるのは、カビだけにとどまりません。

繁殖したカビがえさとなり、今度は「ダニ」が増えるという悪循環につながります。ダニも多湿な環境を好むため、結露が放置されたままの窓際は居心地がいいのです。

とくに注意したいのが、寝室。ぬくぬくで温かい布団は、朝起きるのがつらいほど快適そのものですが、それはダニにとっても同じこと。

汗や体温のぬくもりが残った布団は、ダニにとって天国のような好条件であるため、活動がより活発になります。
つまり、布団がダニの温床になってしまいかねません。想像しただけでもぞっとしますよね……。

アレルギーを引き起こす恐れも

ダニが繁殖する出典:stock.adobe.com

結露の処理をきちんと行わずに、カビ・ダニがどんどん繁殖し続ければ、私たちの身体にも影響が及びます。

カビの胞子やダニの死骸を吸い込むことで、アレルギー症状を引き起こすこともあるのです。

主な症状はセキやくしゃみが一般的ですが、症状が悪化すると気管支炎や結膜炎、皮膚炎など、さまざまな疾患の原因になるほか、症状が悪化する可能性もあります。

冬の結露対策を考えよう

結露出典:stock.adobe.com

結露を防止するには、起床後すぐに結露を布で拭き取ったり、専用のワイパーを使って水滴を取り除いたりすると効果的。
結露防止のシートやテープなどを活用して、手間を省くのもおすすめです。

寒い冬は、短いようで長いもの。
冬を快適に過ごすために、できる範囲で結露対策に取り組んでみましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除の知識と技術を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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