少ない水で洗濯をする方法
災害が起きた時、少ない水を洗濯に充てるのは困難です。
それでも下着だけでも洗濯したい時には、ジッパー付き袋が役立ちます。
(もちろん、お手元にない場合はビニール袋など、代用できるもので問題ありません)
準備するもの
・ジッパー付き袋(下着が入る大きさのもの)
・バスタオル
・洗濯洗剤(すすぎができる場合)or 台所用洗剤(すすぎが難しい場合)
※あれば
・紐(洗濯ロープ・荷造りの紐など)
手順
1.ジッパー付き袋に下着が浸かる少量の水を入れる
2.すすぎができる場合:洗濯洗剤を適量入れる
すすぎができない場合:台所用洗剤を入れる
3.ジッパー付き袋に下着を入れ、なるべく空気を抜いて閉じる
4.袋の上からもみ洗い
5.すすぎができる場合:すすいでから手で絞って脱水し、干す
すすぎができない場合:手で絞って脱水し、干す
早く乾かすポイント
バスタオルに下着を包み、くるくる丸め、水分を移しとります。
薄いショーツであれば、この時点でほとんど乾きます。
厚手の下着で、干す際の目が気になるときは、タオルの濡れていない部分に挟み、そのまま干すこともできます。
水洗いだけで汚れを落とすのは難しい
衣類に付着する汚れのほとんどは、水で洗うだけでは落とすことができません。
汚れを繊維から浮かせ、水に溶かし出すのが洗剤の役割です。
ここで問題になるのが、すすぎです。
すすぎが難しい場合は、洗濯洗剤よりマイルドな台所用洗剤を使うことで、洗剤成分が衣類に残っても肌への負担を減らすことができます。
敏感肌・お肌が弱い方は重曹を
洗剤のすすぎ不足によりお肌に影響が出てしまう方は、重曹をプラスすることで、水だけで洗うよりは汚れ落ちの効果を高めることができます。
いざという時のために、防災の備えを
防災グッズにはあらかじめ、水・洗剤・ジッパー付き袋・バスタオルを追加しておくと、いざという時、役に立ちます。災害時は洗濯が困難になるため、乾きやすい素材の衣類・下着や、使い捨ての下着を防災グッズにプラスするのもおすすめです。
この機会に、今のご家族の構成に合わせた防災グッズの見直しも行いましょう。
被災された皆様の安全と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。