洗濯用洗剤がなくてもできる。災害時に少ない水でできる簡易洗濯法とは

家のこと

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2024.01.24

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。この度の能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。今回は、災害時に少ない水で、どうしても下着などを洗濯したいときの簡易洗濯法をご紹介します。被災地でお困りの方はもちろん、いざという時への備えとしてもお役立ていただけると嬉しいです。

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少ない水で洗濯をする方法

災害が起きた時、少ない水を洗濯に充てるのは困難です。
それでも下着だけでも洗濯したい時には、ジッパー付き袋が役立ちます。
(もちろん、お手元にない場合はビニール袋など、代用できるもので問題ありません)

準備するもの

・ジッパー付き袋(下着が入る大きさのもの)

ジッパー付保存袋

・バスタオル

・洗濯洗剤(すすぎができる場合)or 台所用洗剤(すすぎが難しい場合)

※あれば

・紐(洗濯ロープ・荷造りの紐など)

手順

1.ジッパー付き袋に下着が浸かる少量の水を入れる

2.すすぎができる場合:洗濯洗剤を適量入れる
 すすぎができない場合:台所用洗剤を入れる

3.ジッパー付き袋に下着を入れ、なるべく空気を抜いて閉じる

4.袋の上からもみ洗い

5.すすぎができる場合:すすいでから手で絞って脱水し、干す
 すすぎができない場合:手で絞って脱水し、干す

早く乾かすポイント

タオルに包んで水分をうつしとる

バスタオルに下着を包み、くるくる丸め、水分を移しとります。
薄いショーツであれば、この時点でほとんど乾きます。

厚手の下着で、干す際の目が気になるときは、タオルの濡れていない部分に挟み、そのまま干すこともできます。

水洗いだけで汚れを落とすのは難しい

衣類に付着する汚れのほとんどは、水で洗うだけでは落とすことができません
汚れを繊維から浮かせ、水に溶かし出すのが洗剤の役割です。

ここで問題になるのが、すすぎです。
すすぎが難しい場合は、洗濯洗剤よりマイルドな台所用洗剤を使うことで、洗剤成分が衣類に残っても肌への負担を減らすことができます。

敏感肌・お肌が弱い方は重曹を

洗剤のすすぎ不足によりお肌に影響が出てしまう方は、重曹をプラスすることで、水だけで洗うよりは汚れ落ちの効果を高めることができます。

いざという時のために、防災の備えを

防災グッズの見直しを出典:www.photo-ac.com

防災グッズにはあらかじめ、水・洗剤・ジッパー付き袋・バスタオルを追加しておくと、いざという時、役に立ちます。災害時は洗濯が困難になるため、乾きやすい素材の衣類・下着や、使い捨ての下着を防災グッズにプラスするのもおすすめです。
この機会に、今のご家族の構成に合わせた防災グッズの見直しも行いましょう。

被災された皆様の安全と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

【動画】避難所で出来る簡易洗濯方法

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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