皮ごと大根で風邪予防効果アップ!
一年中手に入れられる大根ですが、やはり旬の冬はおいしさも格別。栄養価もぐんとアップしています。
昔ながらの食養生の知恵で、喉が痛かったり、咳が出ているときに、大根をはちみつに漬け込んだシロップを飲むというものがあります。昔から、冬の大根は体を癒してくれる野菜として重宝されていたのですね。
塩だけなのにやさしいおいしさ
今回ご紹介するレシピは、風邪のときに効くねぎをたっぷり加え、にんにくも合わせて温め効果も追加し、塩だけで煮たとは思えないほど、滋味深い味に仕上がります。
皮ごと切った大根と下味をつけた豚肉を重ね、ことこと蒸し煮にしていくだけ。この気軽さ、ぜひ体験してみてください。
皮ごと大根と豚肉のねぎ塩煮(調理時間 15分)
材料(4人分)
・豚切り落とし肉……250 g
・大根……10cm(約300g)
・ねぎ……15cm
【下味】
・酒……大さじ2
・みりん……小さじ1
・塩……小さじ半分
・ごま油……小さじ2
・にんにくすりおろし……1かけ分
・水……100ml
作り方
1 大根はタテ4つ割りにしてから5〜7mmの薄切りに。ねぎはタテ半分に切ってから粗みじん切りにする。
2. ねぎと下味材料を混ぜ、豚肉にもみこむ。
3 フライパンに大根の半量を広げ、上に豚肉をのせる。
4 残り半分の大根を上にのせ、水を入れる。フタをして強火にかける。
5. 煮立ってきたらふつふつと煮立つくらいの火加減で8〜10分煮る。途中で全体を混ぜる。
追いごま油で、香りさらにアップ!
好みでごま油をまわしかけてから煮るとさらに風味豊かに。
ごま油も調味料のひとつとして、大根に味をしみこませます。
一見、地味に見える煮ものですが、豚肉とねぎ+ごま油の香りが染み込んだ大根は不思議とごはんがモリモリ進むのです。
仕上げに黒こしょうを挽いてアクセントを加えるのもおすすめです。
材料を入れ替えてもOK!
この味つけで
・鶏手羽+白菜
・牛きり落とし+里芋
など、いろいろな組み合わせでアレンジできますよ。
ぜひこの加熱方法をマスターして、お好みの味を見つけてくださいね!