胃腸がととのう「春菊」と「豚こま」でつくる“春のデトックスレシピ”

料理・グルメ

2024.03.07

どんどん春らしくなってくるこの時期。旬の先取りをするものを食べたくなりますが、季節終わりの名残りの野菜を食べることも体のためには大切なこと。春菊の苦味は、冬の間に滞っていた体を整えるのにも役立ちます。苦味をアクセントにしたこんなチーズ焼きなら、春菊が苦手な人でもおいしく食べられます。

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名残りの春菊で、春の体をととのえる

春菊出典:stock.adobe.com

名前は「春菊」ですが、旬は11月から3月の冬。春が近づき、そろそろ終わりの季節です。

冬の間に体にたまったものを出していくには、苦味のある食材を食べるとよいと言いますが、春菊は春のデトックスにもばっちりの食材です。

独自の香りは胃腸の調子を整えるのにもよいと言われているので、名残りのこの時期にたくさん食べましょう。

春菊の苦味をアクセントに

「春菊がうまく食べられない」という方におすすめなのが、油で調理すること。炒めたり、ゆでてからごま油で和えてナムルにしたり。

春菊の主な栄養のひとつ、βカロテンは油と合わせると吸収がよくなるので、今回のような豚肉やチーズと合わせる料理はぴったり。

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豚肉とチーズのこっくりとした組み合わせに春菊の苦味がアクセントになり、さっぱり食べられます。

豚肉と春菊のチーズ焼き(調理時間 15分)

材料(4人分) 

・豚こま肉……240g
・しょうゆ……小さじ2
・こしょう……少々
・シュレッドチーズ……70g
・春菊……50g
・小麦粉……大さじ3

・ごま油……大さじ1〜2

作り方

1. 豚肉は1cm幅に、春菊は4cm長さに切る。 
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2. 豚肉に醤油とこしょうで下味をつける。


3. 春菊と薄力粉、水を加えて混ぜる。
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4  フライパンにごま油を中火で熱し、3を4〜5cm大に広げて並べて焼く。


5.  両面を色よく、片面2分ずつ焼く。
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豚肉に醤油をもみこめば、臭みを抑えて風味アップ

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味のポイントは、醤油で豚肉にしっかり下味をつけること。
あとはチーズの塩分だけでタレなしで美味しく食べられます。

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チーズのまろやかなコクに醤油の香ばしい香りと春菊の苦味がからまり、醤油だけとは思えないような豊かな味に仕上がります。

とろりチーズとしっかり味の豚肉でごはんが進む!

今回のレシピでは焼きやすいように小麦粉と水でまとめていますが、小麦粉と水なしでもチーズで繋がりますよ。冷めてもおいしく、しっかり味でごはんが進むので、お弁当の一品としても大活躍しますよ。

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著者

田内しょうこ

田内しょうこ

「働くママの時短おさんどん料理」「育休復帰のためのキッチンづくり」「忙しいワーキングマザーのための料理」「子育て料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。出張教室やセミナーのほか、食と子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『「今日も、ごはん作らなきゃ」のため息がふっとぶ本』(主婦の友)などがある。

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