「新玉ねぎ」と一緒に食べると“腸内環境が整いやすくなる食材”とは【健康レシピ】

教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん

料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。

今回は、新玉ねぎをおいしく食べるレシピをご紹介します。材料は新玉ねぎ、チーズ、海苔だけですが、腸活に嬉しい効果があります。玉ねぎと言えば血液サラサラ効果で知られていますが、腸活を目的に玉ねぎを入れるなら加熱するのがおすすめです。

加熱をすることで血液をサラサラにする効果（硫化アリル）は分解されますが、その代わりプロピルメルカプタンという物質に変化します。玉ねぎの辛みが甘みになります。

プロピルメルカプタンは胃の粘膜を保護して、胃の血流を促す働きがあります。さらに玉ねぎには腸内の善玉菌のえさになるオリゴ糖が含まれ、胃腸の働きを整える効果があります。

玉ねぎには、ケルセチンというポリフェノールが含まれます。ケルセチンは抗酸化作用や抗炎症作用、降圧作用などの機能がある注目の成分です。

チーズと合わせ乳酸菌を含む食べ物と食べることで、腸内環境が整いやすくなるレシピです。チーズのカルシウムも摂れます。

新玉ねぎは限られた季節だけの旬の野菜ですが、みずみずしくて辛みが少ないのが特徴です。今回は新玉ねぎを使いますが、普通の玉ねぎでもOKです。

1.玉ねぎを刻みます。根元の部分はVの字に包丁で切り、端の部分に切り込みを入れます。切り込みを入れることで、同じ大きさに切れます。

2.フライパンを中火にかけます。1をバラしながら、フライパンに直接入れます。

3.ミックスチーズを新玉ねぎの上にかけていきます。ふたをして、1分ほど蒸していきます。

4.ふたを取り、菜箸で全体を軽く混ぜていきます。

※チーズにも味がありますので、塩こしょうを入れ過ぎないように注意してください。

5.全体を軽く混ぜたら、中央に寄せて丸く形を整えます。周りのチーズがパリッとしたり、底に焼き色がついたりするまで火を通します。

6.皿に盛りつけます。海苔に新玉ねぎとチーズを乗せながら食べてみてください。

海苔とチーズ、玉ねぎの相性が抜群です。お酒のおつまみにもおすすめなので、ぜひ作ってみてください。

※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。