メラミンスポンジは使用NGの場所が多い
黒ずみも尿石も、なんのその。水で濡らしてこすれば、簡単に汚れを撃退できるメラミンスポンジですが、じつは使えない場所がとても多いんです。
名前はスポンジでも、実際には「やすり」と同じ。削りとる力が強いため、汚れと一緒に素材のコーティングや塗装まではがす恐れがあります。
失敗談1.フローリングのワックス塗装がはげた
数年前に築浅の中古戸建を購入したのですが、ハウスクリーニングが入らなかったため自分で掃除を行いました。
白いフローリングについた黒ずみがどうも気になり、これだ! と取り出したのがメラミンスポンジ。
フローリングの汚れがどんどん落ちて気分が晴れましたが、こすっていくうちに表面のザラつきが気になりました。そう、表面のコーティングがはがれてしまったんです。
「やってしまった」と気づいたときには、時すでに遅し。クリンネストになる前にやってしまった、大きな失敗です……(涙)。
失敗談2.洗面台のコーティングがはげた
毎日使う洗面台は、少し掃除をさぼると汚れが頑固になって落ちにくくなるんですよね。
当時は「水アカを浮かせて落とす」という知識がなく、とにかくゴシゴシこすればいいと勘違いしていました。これ、本当によくありません……。
どんな汚れも簡単に落ちるメラミンスポンジは、掃除初心者にとって便利。洗面台の掃除にも使い続けた結果、コーティングが落ちて汚れやすくなってしまいました(泣)。
失敗を経た今は、クエン酸やウタマロクリーナーで汚れをやわらかくしてから! が基本。無理にこすり落とすことは絶対にしません。
メラミンスポンジはただしい使い方を
メラミンスポンジは、研磨パワーが大きく汚れは簡単に落とせるけれど、リスクがともなうことを忘れてはいけません。
場合によっては劣化する場合がありますので、「使える」「使えない」場所・ものを把握しておきましょう。