実は使えない場所が多い「メラミンスポンジ」。クリンネストが使って“後悔した2つの場所”

家のこと

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2024.03.23

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。水だけで頑固な汚れがするする落ちる「メラミンスポンジ」は、研磨力にパワーがある分、使い方にも注意が必要。ここでは、じつは怖い「メラミンスポンジの失敗談」をクリンネストが語ります。

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メラミンスポンジは使用NGの場所が多い

黒ずみも尿石も、なんのその。水で濡らしてこすれば、簡単に汚れを撃退できるメラミンスポンジですが、じつは使えない場所がとても多いんです。
名前はスポンジでも、実際には「やすり」と同じ。削りとる力が強いため、汚れと一緒に素材のコーティングや塗装まではがす恐れがあります。

失敗談1.フローリングのワックス塗装がはげた

フローリング出典:stock.adobe.com

数年前に築浅の中古戸建を購入したのですが、ハウスクリーニングが入らなかったため自分で掃除を行いました。
白いフローリングについた黒ずみがどうも気になり、これだ! と取り出したのがメラミンスポンジ。
フローリングの汚れがどんどん落ちて気分が晴れましたが、こすっていくうちに表面のザラつきが気になりました。そう、表面のコーティングがはがれてしまったんです。
「やってしまった」と気づいたときには、時すでに遅し。クリンネストになる前にやってしまった、大きな失敗です……(涙)。

失敗談2.洗面台のコーティングがはげた

洗面台出典:stock.adobe.com

毎日使う洗面台は、少し掃除をさぼると汚れが頑固になって落ちにくくなるんですよね。
当時は「水アカを浮かせて落とす」という知識がなく、とにかくゴシゴシこすればいいと勘違いしていました。これ、本当によくありません……。
どんな汚れも簡単に落ちるメラミンスポンジは、掃除初心者にとって便利。洗面台の掃除にも使い続けた結果、コーティングが落ちて汚れやすくなってしまいました(泣)。
失敗を経た今は、クエン酸やウタマロクリーナーで汚れをやわらかくしてから! が基本。無理にこすり落とすことは絶対にしません。

メラミンスポンジはただしい使い方を

メラミンスポンジは、研磨パワーが大きく汚れは簡単に落とせるけれど、リスクがともなうことを忘れてはいけません。
場合によっては劣化する場合がありますので、「使える」「使えない」場所・ものを把握しておきましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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