斑点の正体は「シュガースポット」
そもそも、バナナの皮に出現する斑点はなんなのでしょうか? その正体は、「シュガースポット」です。
シュガー(砂糖)・スポット(箇所)のとおり、バナナが甘く熟していることを示す目印になるもの。
バナナが発するエチレンガスにより、でんぷんが糖に分解されて甘味が増します。そのため、決して腐っている、傷んでいるわけではありません。
すぐ食べるなら「斑点ありバナナ」を選ぶべき
見た目で言えば、斑点のない黄色いバナナの方がきれいですし、新鮮に見えますよね。
しかし、先ほども話したとおり「斑点=熟している」証拠。斑点ありバナナを選ぶメリットはたくさんあるんです。
メリット1.甘さが増している
繰り返しになりますが、バナナに出現する黒い斑点は、熟成がすすんだときに現れるもの。
黄色バナナを選ぶよりも甘味が強く、芳醇な香りが楽しめます。やわらかさもほどよく、バナナを楽しむにはベストな“食べごろ”です。
メリット2.栄養がたっぷり
追熟がすすむと、甘さだけなく栄養も増します。
ビタミンやカリウムなど、もともと栄養を豊富に含んでいるバナナですが、シュガースポットありのバナナは免疫力もすごい!
高い抗酸化作用をもつポリフェノールなどが増えるため、免疫細胞への作用や胃粘膜の保護など、さまざまな効果が期待できます。
すぐに食べないときは黄色バナナで「追熟」を
バナナのシュガースポットは、栄養と甘さが増す食べごろの目安です。
ただし、スーパーでシュガースポットバナナを買うべきなのは、すぐに食べる場合のみ。バナナは追熟が早いので、すぐに食べない場合は黄色バナナがおすすめ。常温で置いておき、黒い斑点が出現するまで待つとちょうどいいです。
バナナを買うときは、ぜひ黒い斑点もチェックしてみてくださいね。