教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信見出しタイトル
朝ごはんにもおすすめ
今回は朝ごはんにおすすめの卵の効果的な取り方、「ポーチドエッグの上手な作り方」を紹介します。作り置きもできるので、毎朝のメニューにひとつ追加するだけでもバランスのいい朝ごはんになるのでおすすめです。
卵
卵は完全栄養食品といわれています。すべての栄養素がバランスよく含まれており、たんぱく質も豊富。アミノ酸スコアは100で、すべての必須アミノ酸を含んでいます。そして卵には、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれています。含まれていないのは、ビタミンCと食物繊維ですが、それ以外の栄養素はだいたい卵には含まれています。
卵の取り方として一番望ましいのは半熟卵で、半熟卵が一番消化吸収がいいそうです。半熟卵をゆで卵で作るのは難しいと感じる方も多いと思いますが、とても簡単に作れるのがポーチドエッグなんです。
「ポーチドエッグの上手な作り方」
酢には凝固作用があります。酢を入れることで卵の白身が固まりやすくなり、壊れにくいポーチドエッグになります。
材料
- 卵
- 酢
- 氷水
作り方
1.少し広い鍋(またはフライパン)を用意し、卵が十分かぶる程度の沸騰したお湯を準備します。沸騰してから酢を加えます。
2.小さい器に卵を割り入れます。
※卵を直接フライパンに入れると失敗のもとですので、必ず小さい器に割り入れてください。
3.温度が均一になるように菜箸で全体を混ぜて、中央に卵を落とします。
4.菜箸の先で表面の卵の膜を巻き上げます。
卵をクルクルっと包むようにして、少し卵を持ち上げておくと形が立体的になります。卵全体が白くなるまで持ち上げてください。ある程度形が整ったら菜箸を放してもOKです。
5.何個かまとめて作る際は、卵の形が整ってから入れ、形を整えるまで菜箸で卵全体を持ち上げます。
6.ゆで時間は2~3分を目安にしてください。黄身の状態を見て、ゆで時間を調節してください。卵をおたまで取り、冷水に入れて余熱を素早く取ります。
7.冷水から取り出します。見た目の形を整えたいときは、はみ出した部分をハサミで切り落としてください。
冷蔵庫で3~4日保管が可能です。野菜とポーチドエッグを組み合わせるとパーフェクト。一皿で栄養バランス満点です。
いかがでしたか? トーストやピザ、サラダにのせたり、アスパラガスをソテーしてその上にのせたりして活用できます。中がとろっとろのソースのようなポーチドエッグ。朝ごはんやいろいろな料理に活用してみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。