教えてくれたのは……春日 富士(かすが ふじ)さん
清掃代行 NAGAREBOSHI 本部統括兼、FC事業部長。一般社団法人日本洗濯機クリーニング協会 理事兼事務局長。お掃除アドバイザー。多くのメディアでご意見版コメンテーターとしても活動している。
下駄箱のイヤなニオイの原因
湿気の多い時期には、下駄箱のニオイの相談が増えます。
イヤなニオイの主な原因は、雑菌やカビです。下駄箱は扉を閉めているため、高温多湿の環境がつくられています。さらに、雑菌やカビは靴についた足の汗や汚れをエサとして繁殖するため、ニオイが発生しやすい条件がそろっているのです。
ニオイ対策として消臭剤を使っているご家庭も多いのですが、これでは根本的な解決にはなっていません。まずは、「湿気を溜めない」ようにすることが大切です。
下駄箱を清潔に保つためにやっておきたい「3つの予防策」
すぐに実践できる対策としては、3つあります。いずれもシンプルな方法なので、ぜひ試してみてくださいね!
1.靴を濡れたまま入れない
汗や雨などで濡れた靴をそのまま下駄箱にしまうと、カビが発生してしまいます。乾かしてから下駄箱に入れるように心がけましょう。
2.除湿剤を使う
ドラッグストアなどで、下駄箱用の除湿剤が販売されています。中には、除湿+脱臭効果がある商品もあるので、上手に取り入れて下駄箱内の湿度を下げましょう。除湿剤は多いほど効果があるので、棚ごとに置くことをおすすめします。
3.靴の下に新聞紙を敷く
下駄箱の中をこまめに拭き掃除するのは面倒ですよね。
下駄箱の掃除をラクにするためには、不要になった新聞紙やチラシ、キッチンペーパーなどを靴の下に敷いておくとよいと思います。新聞紙は除湿や脱臭にも役立つため、とくにおすすめです。
敷いているものを定期的に交換するだけでよいので、掃除の手間が省けて時短になります。見た目は多少損なわれるかもしれませんが、湿気が気になる時期だけでもやっておくとよいですよ。
家の顔とも言える玄関をキレイに保つためにも、下駄箱のニオイは早めに対策してくださいね!