教えてくれたのは……タイガー魔法瓶株式会社
1923年創業、2023年に創立100年を迎えたタイガー魔法瓶株式会社。「温もりあるアイデアで、食卓に新たな常識をつくり続ける。」をミッションにかかげ、少しでも長く家電を愛されるように、独創的な工夫の積み重ねのもと製品づくりを行っている。
家電を長く使い続けたい理由は?
タイガー魔法瓶は、家電に関する調査シリーズとして20代~60代の男女551人にアンケート(※1)を実施。
現在使っている家電について、9割が壊れない限りは長く使いたいと回答し、お使いの家電を寿命いっぱいまで長く使う考えの人が多く見られました。
家電を長く使いたいと考えた人へその理由を聞いたところ、「節約のため」が最も多く68.8%、「買い替えにかかる手間を避けるため」が45.4%という結果に。
ポイント1.補修用部品の保有期間を確認する
アンケート回答者の約2割が修理に必要な「補修用性能部品」(その製品の機能を維持するために必要な部品)の保有期間が分からないと回答しました。
前述の結果から、長く使い続けたいものの、そのための方法は知らない人が多いといえそうです。
補修用性能部品の保有期間は、例えば、冷蔵庫なら製造打ち切り後9年、カラーテレビなら8年、炊飯器の場合は6年と製造業表示規約で定められています。これは、家電を買ったときについてくるメーカー保証期間より長いことが多いです。
補修用部品を使って修理することで、買い替えるより安く済む場合もあり、部品1つさえ交換できれば捨てるものもそれだけ減るので環境にもやさしいともいえます。
タイガー魔法瓶は愛着ある家電を長く使えるようにするため、業界水準より長い、補修用部品10年(※2) 保有に取り組んでいます。炊飯器でいえば、内なべや内ぶたのへたったパッキンも、製造打ち切りから10年以内ならば修理や交換してもらえることも。
家電が壊れたら、この部品保有期間と家電の製造状況を調べるようにしてみましょう。
ポイント2.保証期間を過ぎていても一度問い合わせる
家電はメーカー保証期間が過ぎても、メーカーで修理できる可能性があることを知っていましたか?
アンケート調査では「知らなかった」と回答した割合は47%となり、約半数近くが、製品の保証期間を過ぎると家電は修理することができないと考えていることが判明しました。
家電製品には保証書が添付されており、例えば「お買い上げ日から1年間」といったように保証期間の記載があります。保証期間を過ぎていても修理によって機能が維持できる場合は、有料ですが修理ができる可能性があります。
買い替えよりも安く済む可能性があるので、検討してみるようにしましょう。
家電買い替えにきっかけは「部品が傷んだ、なくなったから」
家電を買い替えるきっかけについて8割以上が「壊れたから」と回答。さらに、15.1%が「部品が傷んだ、なくなったから」と回答しています。
修理すれば、気に入ったものを長く使い続けることができますし、節約にもつながります。
諦めて買い替える前に、一度メーカーに問い合わせるようにしてみましょう。
※1 調査概要
調査対象:全国の20代~60代の男女計551人 調査方法:自社によるインターネット調査
調査期間:2024年2月26日(月)~2月28日(水)
※2 材料調達や設備状況等によっては10年未満で供給できなくなる場合があります。
タイガー魔法瓶 補修用部品10年保有について