意外と知らない「流せるトイレブラシ」のじつはやってはいけない“NGな使い方”

家のこと

2024.06.28

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。流せるタイプのトイレブラシは、洗剤なしで掃除できる手軽さが人気。しかし、注意点もいくつかあります。ここでは、意外としらない「流せるトイレブラシのNGな使い方」をご紹介します。

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NGその1.洗剤を併用する

洗剤を同時に使用するのはNG

流せるトイレブラシは、洗剤がついている専用ブラシを取り付けて使います。そのため、ほかに洗剤を用意する必要はありません。
むしろ、洗剤を使うのはNG。商品パッケージにも、使用上の注意として「単独で使用する」と記載があります。

商品パッケージの注意事項

これは、洗剤の成分が混ざることによって、事故につながることを防ぐためです。スクラビングバブルの流せるトイレブラシは、商品によって中性・酸性と成分が異なります。
酸性のトイレブラシを塩素系漂白剤と併用すると、有害ガスが発生するため大変危険です。

流せるトイレブラシには濃縮された洗剤が配合されていますので、洗浄力は十分。ほかの洗剤は併用せず、必ず単独で使いましょう。

NGその2.ブラシを2個まとめて流す

ブラシをまとめて流すのはNG

スクラビングバブルの流せるトイレブラシは、特殊な不織布で作られています。水で分解されますので、トイレが詰まる心配はありません。
ただしこれは、1個ずつ流した場合です。トイレットペーパーを大量に使うと詰まるのと同じで、トイレブラシも2個一気に流すのはNG。
トイレの詰まりを防ぐためにも、必ず1個ずつ流しましょう。

NGその3.ふたや便座に使う

便座を掃除するのはNG

スクラビングバブルの流せるトイレブラシは、あくまでも便器内の掃除や消臭・除菌が本来の用途です。
傷をつける恐れがあるため、金属面・プラスチック面・ガラス面・木部などには使えません。便器本体は陶器ですが、ふたや便座はポリプロピレン(プラスチックの一種)を素材として使っているものがほとんど。流せるトイレブラシの使用は避け、中性洗剤とやわらかいクロスで拭き掃除を行いましょう。

使用上の注意点をしっかり守ろう

使い捨てのトイレブラシは便利ですが、使用方法を間違うと便器が傷ついたり有毒なガスが発生したりするリスクがあります。
安心・安全にトイレ掃除を行うためにも、使用上の注意を守り、ただしい方法でお手入れしてくださいね。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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