教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
日常で意識して取りたい食品
今回は、「おなかの善玉菌を増やす」がテーマです。腸内環境をよくすることで免疫力アップ、腸内細菌が消化吸収やデトックスを助ける、お通じが正常化するなどのうれしい効果があります。腸内環境をよくするには、善玉菌を含む食品と善玉菌のエサとなるモノを一緒に取りましょう。善玉菌を含む食品は、キムチやヨーグルト、納豆など発酵食品があげられます。善玉菌のエサとなる食品はバナナやキウイなど果物に多いペクチン、玉ねぎに含まれるイヌリンなどがあります。これらの食品を意識して取るようにしましょう。
さつまいも
さつまいもはいも類の中でも特に食物繊維が多く、腸内環境を整えるのに有効な食材です。食物繊維のほかにもレジスタントスターチといったでんぷんが含まれ、食物繊維と同じような働きをします。さつまいもの皮の近くにはヤラピンという便通をよくする成分や、皮の部分には食物繊維が多く含まれていて、有効成分をたっぷり含んでいます。
「さつまいものヨーグルト和え」の作り方
今回はさつまいもと発酵食品のヨーグルトと合わせて、サラダ仕立てにしあげます。
材料
- さつま芋……300g
- 玉ねぎ……4分の1個
- ヨーグルト……50g
- マヨネーズ……大さじ2
- 塩こしょう……適宜
作り方
1.さつまいもは皮ごと使うのでよく水洗いをして、ひと口大に包丁で切ります。ボウルに入れてラップをし、600Wの電子レンジで5分(500Wの場合は6分)加熱します。さつまいもの大きさによって加熱時間が変わりますので、様子をみながら調節してください。つまようじでさしてスッと入り、柔らかい状態だとOKです。余分な水分がボウルにある場合は、捨ててください。
※皮が気になる方は、むいて調理をしてもOKです。
2.玉ねぎをスライスします。
3.1のボウルに玉ねぎ、ヨーグルト、マヨネーズを入れて混ぜ合わせます。塩こしょうで味を整えて、できあがりです。
いかがでしたか? 今回はヨーグルトと玉ねぎだけですが、刻んだくるみやレーズンを加えてもおいしくしあがります。冷蔵庫の中にストックしていると、お弁当や副菜として重宝するのでおすすめです。ぜひ、腸内環境を意識しながら試してみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。