宿題をするときはいつもスマホと一緒。これって大丈夫?
中学に入ってからスマホを持ち始めた長女。小学校のときよりも自分から宿題に向かう頻度が増え、ささっと終わらせることも多くなった。わからない単語はすぐにスマホで調べ、解き方に迷ったら解説動画やChatGPTで答えを見ているよう。宿題をやらずにさぼるよりはいいかなと思い見逃していたけど、ずっとこのままで大丈夫なのかな? 知識は定着していくのかな?
今の10代の子は親世代よりもスマホが身近にあり、スマホを使って学習する子も多いよう。誰かに聞くより信憑性が高く、効率よく答えや解き方が手に入るので便利なのは間違いありませんよね。しかし、スマホでサクサク調べながら進める学習は、子どもの身になっているといえるのでしょうか。
子どもの勉強とスマホの付き合い方を考えていきます。
スマホと勉強、“上手な付き合い方”3選
1.勉強から「逸れない工夫」をする
スマホを勉強に持ち込む最大のデメリットは、スマホで他の操作を始めてしまうこと。気づいたらネットサーフィンやSNSを見ていて、勉強が全く進んでないなんていうのはあるあるです。
勉強にスマホを持ち込むときは、勉強から逸れないように工夫を促すのがポイント。
- 何に使用するのか、目的をはっきりさせてから使ってもらう。
- 勉強に使用するタブレットとスマホは分ける。
- スマホを使って勉強したいときはリビングで行う。
大人であっても、スマホを眺めていたら時間が経ってしまうときはあるでしょう。子どもは意識的に工夫をしていかないと使い方が難しいもの。古いスマホを調べもの用として活用したり、部屋にスマホを持ち込まないように約束するなど、年齢と子どもの性格に応じた約束を作っていけるとよいでしょう。
2.検索機能ではなく「辞書アプリ」を使う
検索機能では正しい情報とそうでない情報の選別が難しく、事実ではない解釈を鵜呑みにする危険性があります。どのように正しい情報を見極めていくかを学んでいくのも大切ですよね。
しかしまずは、勉強のときは検索機能ではなく辞書アプリの使用に留めておく、信頼できる学習サイトのみ使用するなど、制限をかけるのがおすすめ。小中学生が宿題や課題に取り組む場合、ほとんどのものはネットを使わずともできるはず。先生の指導や学校の方針によっては、ネットの使用に関して定めているケースもあるので、親がある程度把握しておく必要もあります。
学校の課題ではなく、自主学習には便利な学習アプリを利用し、より知識を深めたり広げていくのがよいでしょう。
3.勉強に使用する場合でも「時間制限」をする
勉強にスマホを用いる場合は、スマホをどれくらいの時間使うのか明確にしておくのがよいでしょう。ダラダラ使い続けるのを避けるためにも、時間に関する約束は重要です。
中学生以降になると、勉強の時間そのものも、ある程度タイムスケジュールを組んで取り組く方が効率的な学習に繋がりやすいよう。スマホの時間制限もしかり、いつまでにどの課題を行わなければいけないのか、何を何分程度で行うのか、考える力を身に着けていけるとよいでしょう。