未開封なら「3年」持つけれど……
デオドラント剤を含む化粧品の使用期限は、未開封・未使用の場合で「3年」です。
そのため、一度も使っていないデオドラント剤であれば、来年の夏も問題なく使えます。
ただし、問題なのは開封後。使いかけのデオドラント剤は、タイプによって使用期限が異なります。
【タイプ別】デオドラント剤の使用期限
スプレータイプ
開封後は、できるだけ早めに。可能であればシーズン中に使うことをおすすめしています。
ただし、昨年にものが残っていて、“ニオイや中身に変化がなければ“来シーズンも使用可能です。
保管状況が悪いと劣化する場合がありますので、高温多湿の環境は避けて、温度変化の少ない室内に保管してください。
直接塗るタイプ
スティックやローラーで肌に直接塗るタイプのデオドラント剤は、注意が必要です。
肌に直接触れるため雑菌が繁殖しやすく、古いものを使うと肌トラブルを引き起こす恐れがあります。
デオドラント剤を保管している間に、1年かけて雑菌の温床になっている場合がありますので、シーズンごとに買い替えましょう。
シートタイプ
シート対応は使う分だけ取り出せるので、衛生面は問題ありません。
しかし、通常のウェットシートと同じように、開封すると乾燥しやすいのがネック。次の夏をむかえたときには、カラカラに乾いている可能性が高いです。
また、シートの取り出し口から雑菌が繁殖する恐れもありますので、直接塗るタイプ同様に毎シーズン新しいものを用意しましょう。
クリームタイプ
直接肌には触れないものの、クリームを手で取るという意味では、雑菌の繁殖は避けられません。
保管場所や使い方には個人差がありますが、開封後は早めに使い切ることをおすすめします。今年使ったデオドラントクリームを来シーズンに使用するのは避けてください。
できる限りシーズン中に使い切ろう
肌に触れない「スプレータイプ」のみ、品質に問題なければ来年の夏に使えます。
ただし、保管中も劣化は進みますので、毎年新しいものに買い替えるのが一番安心です。
デオドラント剤はあれこれ購入せず、1シーズンで消費できる量を選びましょう。