鍵は永久に使えない
結論から言うと、住宅に使われる一般錠の耐用年数は「10年」です。これを聞いて、鍵の寿命は意外と短いと感じた方は少なくないはず。
鍵はもちろん、シリンダーにも寿命があるため、どちらかに不具合があるとトラブルにつながります。ちなみに、電子鍵の場合は「7年」と、耐用年数がさらに短いです。
鍵が開かない・閉まらないトラブルが突然起きると、暮らしに不都合が出るだけでなく、防犯面に不安も増します。突然の故障で慌てることがないよう、鍵の寿命を把握しておきましょう。
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鍵を買い替えるべきタイミング
耐用年数はあくまでも目安です。鍵を使っていて次のような不具合が頻繁に起きる場合は、鍵の買い替えを検討しましょう。
・鍵がスムーズにまわらない
・鍵がひっかかるようになった
・たびたび不具合を起こすようになった(電子錠の場合)
ちなみに、鍵がまわらないときに頻繁に抜き差しをしたり、無理にまわそうとするのはNGです。力任せに動かすと、鍵やシリンダーが破損する恐れがあります。
そうなればより事態は深刻になりますので、専門業者に相談しましょう。滑りをよくするために食用油を使うのも、動作不良を招くため避けてください。
鍵のメンテナンス・見直しは防犯対策にもなる
単純な古い鍵であればあるほど、空き巣や強盗のターゲットになる確率が上がります。つくりがシンプルな鍵はピッキングが容易なため、セキュリティが脆弱です。
鍵が劣化してきたら、つど見直して防犯力の高いものにつけ替えるのもひとつです。
鍵のメンテナンスは定期的に行って、時期がきたら買い替えも検討しましょう。