教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
寒い日は体を温めよう
今回は具材は豆腐のみの体を温める鍋料理をご紹介します。鍋の決め手は、ゆずとねぎを使って作る合わせダレです。このタレは体を温めてくれる効果が抜群です。
ゆず
ゆずは、以下のような効果が期待できます。
・ビタミンCやビタミンE:血流を促して体を温め、風邪予防に役に立ちます。
・ペクチン:水溶性の食物繊維を多く含み、腸内環境を整えたい人におすすめです。
・ヘスペリジン(皮の部分に多い):血管強化、血流促進、高血圧の改善、悪玉コレステロールを下げる働きなどがあります。
具材は豆腐だけ!「ゆずねぎ豆腐鍋」の作り方
材料(2人分)
- 豆腐……1丁
- 豆乳……1カップ
- 水……1カップ
- 出汁の粉……小さじ1
ゆずねぎダレ
- ゆず(大きめの場合)……4分の1個
- 長ねぎ……2分の1本
- しょうが……1かけ
- ごま油……大さじ2
- みそ……60g(大さじ4)
- みりん……大さじ2
作り方
1.ゆずの種を丁寧に取り除いて、包丁で細かく切ります。長ねぎはみじん切りにします。しょうがは細かく刻んでください。
※今回は白い筋や果実など、ゆずを丸ごと使います。
2.豆腐は切らずに鍋に入れ、豆乳、水、出汁の粉を加えます。鍋にふたをして、じっくり温めます。
3.フライパンにごま油をひき、中火~弱火にします。しょうがを加えて炒め、しっかりと加熱します。
※しょうがは炒めることで、温め効果がグンとアップします。
4.〈3〉の工程にみそを加え、しょうがと一緒に炒めます。みりんを加えて火を少し弱め、混ぜ合わせます。
5.みそとみりんがなじんできたら、ゆずと長ねぎをフライパンに加え、炒めます。
※長ねぎの有効成分は刻むと増えますが、長く炒めると効き目が弱まります。長ねぎはしあげに加えて、サッと炒める程度にしましょう。
6.豆腐が温まったら、できあがりです。ゆずねぎみそを添えて、召し上がってください。
今回は、「ゆずねぎ豆腐鍋」をご紹介しました。お好みで白菜やキノコ類などを加えてアレンジをしてもおいしく召し上がれます。またゆずねぎみそを作るときに、ラー油や豆板醤を加えてピリ辛にしあげるのもおすすめです。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。