「みそ汁」で森林浴のようなリラックス効果?“安眠をうながす”独特の香り野菜とは?

料理・グルメ

2025.02.27

自然食料理研究家の山田 直です。春菊の鼻を抜けるような独特の香り成分は、リラックス効果がとても高いことで知られています。まるで森林浴のようなその作用により、良質の睡眠も期待できます。「心身が疲れてるな」という時は、新鮮な春菊を使った、香りも丸ごといただくみそ汁を食べるのがおすすめです。

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独特な香り成分は

春菊出典:stock.adobe.com

春菊の鼻を抜ける独特の香りはαピネンという成分。マツやヒノキ、スギなどの針葉樹に多く含まれており、副交感神経の働きを助け、林浴のようなリラックス効果があることで知られています。さらにαピネンは良質な睡眠を促す作用もあるそうです。

ですので、春菊は少し心がざわつく時、落ち着きたい時におすすめの食材。初春の心身が不安定な時期にぜひ食べておきたいですね。

みそ汁の仕上げに新鮮な春菊をさっと入れ、香りも丸ごといただきましょう。

春菊のみそ汁 (調理時間:7分)

ほうれん草のみそ汁

材料(2人分)

・春菊‥‥‥‥‥‥‥‥4〜5本
・しめじ‥‥‥‥‥‥‥50g
・みそ‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ2
・水‥‥‥‥‥‥‥‥‥2カップ(400ml)

作り方

1. 春菊は4cm長さにカット、しめじは石づきを取ってほぐしておきます。

2. 鍋にお湯を沸かしてしめじを入れ、中弱火で4分ほど煮ます。

3. 春菊を入れ、さらに1分ほど軽く煮ます。

ほうれん草のみそ汁の具材を煮る

4. 火を止めてからみそを溶き、おわんに盛ります。

できあがり

春菊は香りを活かして

春菊はアクが少なく生でも食べられる野菜。加熱時間は短めに抑え、食感や香りを損なわないようにするのが調理ポイントです。春菊のさわやかな香りを活かしたいですね。

強い抗菌・殺菌作用もあり、食中毒を防ぎ、胃腸の働きを助ける効果もあるといわれる春菊のみそ汁。初春のこの時期にいかがでしょうか。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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