いつもの材料なのに格段においしくなる。「おかわり!」の声が聞こえる【豚こまとキャベツのシンプル炒め】

料理・グルメ

2025.07.03

時短料理家の田内しょうこです。冷蔵庫にある定番食材で作る、“ふたつでおいしい普段ごはん”をご紹介します。今回のふたつの食材は、豚こま肉とキャベツだけ。「おいしいのひと手間」で味がばちっと決まります。わが家の新定番になる美味しさですよ。※調味料の数は食材に含めていません。

広告

豚こま×キャベツ。ひと手間で箸の止まらない味に!

キャベツは食物繊維やカリウムを豊富に含む野菜。
特にビタミンB6はたんぱく質(アミノ酸)の代謝を助けるため、疲労回復効果がある豚肉とは最強の組み合わせです。おなじみの組み合わせには理由があるのですね。

手順1

でも。
ただ炒めるだけじゃ、味がぼんやりしてしまいます。

美味しく仕上げる「ひと手間」は2つ。
それを守って作れば、必ずおいしい甘味噌炒めが作れます。

おいしいのひと手間1. 炒める前に肉に調味料をもみ込む

美味しいのひと手間1

大切なポイントひとつめが、「炒める前に、豚肉に調味料をもみこんでおく」こと。

味がしっかりなじみ、焼き色の香ばしさもアップします。
肉にはしっかり下味を。これ、シンプル炒めもの料理の鉄則です。

広告

おいしいのひと手間2. キャベツを入れたら90秒

おいしい2

キャベツは「炒めずに蒸し焼き」にするのがポイント。

肉を焼いたフライパンにキャベツを入れたら、ざっと全体を混ぜたあと、フタをして90秒(1分半)蒸し焼きに。火は通りながら、しっかり甘く、しゃっきりしっとりとしたキャベツが楽しめます。

それではここから、作り方をご紹介します。

豚こま肉とキャベツのしゃっきり甘みそ炒め(調理時間10分)

完成イメージ

材料(4人分)

  • 豚こま切れ肉……200g
  • キャベツ……4〜5枚(約200g)

<調味料>

  • 味噌……大さじ2
  • みりん……大さじ2
  • しょうゆ……小さじ2

<その他>

  • 油……大さじ1
  • ごま油……少々

作り方

1.キャベツは手でひとくちの大きさにちぎる。

工程1

2.豚こま肉に調味料をよくもみこむ。(おいしくなる重要な工程!)

工程2

3.フライパンに油を熱し、2の豚肉を中火で炒める。

工程3

4.キャベツを加えて全体をざっと混ぜてから、フタをして90秒、火を通す。(おいしくなる重要な工程!)

工程4

5.フタをとり、香りづけにごま油少々を入れ、火を少し強めて全体を炒め合わせる。

工程5

「シンプル炒め」こそ、ていねいに

完成2

お肉に調味料を先にもみこむだけで、味の決まり方がまったく違います。
キャベツの甘みも引き立って、ごはんにもぴったり。
ぜひ試してみてください。

広告

著者

田内しょうこ

田内しょうこ

「働くママの時短おさんどん料理」「育休復帰のためのキッチンづくり」「忙しいワーキングマザーのための料理」「子育て料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。出張教室やセミナーのほか、食と子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『「今日も、ごはん作らなきゃ」のため息がふっとぶ本』(主婦の友)などがある。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る