洋風仕立ての一皿にする「塩さば」の“おいしいひと手間”「血液サラサラ」「定番の焼き魚以外で」

料理・グルメ

2025.07.22

時短料理家の田内しょうこです。冷蔵庫にある定番食材で作る、“ふたつでおいしいふだんごはん”をご紹介します。今回の材料は、塩さばとキャベツだけ。「おいしいのひと手間」でレストランのような味に仕上がります。「わたし、天才かも⁉︎」と幸せな気持ちになりますよ。※調味料の数は食材に含めていません。

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塩さば×キャベツ。ユニークな夏の一皿に

一年中、安定して出回る塩さばは、日々のごはんの強い味方。でも、いつも焼き魚では飽きてしまいますよね。キャベツと組み合わせた、洋風仕立ての一皿はいかがですか? 

酢と組み合わせることで、かんたんなのにお店でワインと一緒に出てくるようなおしゃれな味に仕上がるんです。

手順1

さばには、DHAとEPAという必須脂肪酸が豊富に含まれます。「頭がよくなる」と有名になった成分で、中性脂肪を減らす、血液をサラサラにする、目を健康にするなどの効果が知られています。

でも。
その成分は、さばの油に含まれるもの。煮込むなどして、余さず食べるとより効果が高まります。

そんな栄養価的にも、キャベツと一緒に煮るビネガー煮はおすすめです。

おいしいのひと手間1. さばはしっかりと焼き目をつける

美味しいのひと手間1

大切なポイントひとつめが、「さばにしっかり焼き目をつける」こと。

さばの臭みがとれ、おいしさがふくらみます。
ただの蒸し焼きにしてしまうと生臭くなるので、ここはしっかりと。

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おいしいのひと手間2. 酢を加えて蒸し煮に

おいしい2

酢を加えたら「じんわり蒸し焼き」にするのがポイント。

キャベツを入れてざっと全体を混ぜたあと、フタをして8分蒸し焼きに。ほんのり甘くもさっぱりとした、ザワークラウト風のキャベツが楽しめます。

それではここから、作り方をご紹介します。

塩さばとキャベツのさっぱりビネガー煮(調理時間15分)

完成イメージ

材料(4人分)

  • 塩さば……4切れ
  • キャベツ……4分の1個(約300g)

<調味料>

  • 酢……大さじ3
  • 塩……小さじ3分の1
  • おろしにんにく……小さじ1
  • 黒こしょう……適量

<その他>

  • オリーブオイル……大さじ2

作り方

1.キャベツは太めの千切りにする。

工程1

2.フライパンに中火にかけてオリーブオイルとにんにくを入れ、塩さばの皮目を下にして焼き始める。さばの皮にしっかりと焼き色がつくまで2〜3分焼く。(おいしくなる重要な工程!)

工程2

3.さばを裏返してフライパンの半分に寄せ、空いたスペースにキャベツを入れて塩を加えてさっと炒める。

工程3

4.キャベツの上にさばをのせ、上から黒こしょうをかける。酢を全体にかけて、フタをして8分、火を通す。(おいしくなる重要な工程!)

工程4

ワインにも合うおしゃれな一皿に

完成2

仕上げにも、お好みで黒こしょうをかけて。粒マスタードを添えると、さばのおいしさがさらに引き立ちます。

完成2

なじみのある塩さばの味はそのままなので、ごはんにも合いますよ。
ぜひ試してみてください。

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著者

田内しょうこ

田内しょうこ

「働くママの時短おさんどん料理」「育休復帰のためのキッチンづくり」「忙しいワーキングマザーのための料理」「子育て料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。出張教室やセミナーのほか、食と子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『「今日も、ごはん作らなきゃ」のため息がふっとぶ本』(主婦の友)などがある。

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