入浴後も止めないで!「お風呂場の換気扇」は“つけっぱなし”が正解な理由「止めてた…」

家のこと

2025.08.23

お風呂の換気扇、入浴後しばらくまわした後に運転を停止していませんか? じつはそれ、間違った使い方かもしれません……。お風呂場の換気扇は、思っている以上に“役に立つ”暮らしに欠かせない機能なのです。ここでは、お風呂場の換気扇を“つけっぱなし”にしておくべき理由を、わかりやすくご紹介します。

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お風呂場の換気扇は「24時間運転」を

お風呂場の換気扇のスイッチ

結論から言うと、お風呂場の換気扇は“常時運転”が基本です。これは、2003年に建築基準法が改正され、24時間換気が義務付けられたためです。
「シックハウス症候群」などの健康被害を防ぐためにも、換気システムはまわしっぱなしにすることを前提としています。
もちろん、窓開けなどの自然換気も大切ですが、換気扇があればより空気の入れ換えがスムーズです。

換気扇の“つけっぱなし”にはこんなメリットも!

つけっぱなしの換気扇

お風呂場の換気扇を24時間運転すると、シックハウス症候群を防ぐ以外にもたくさんのメリットがあります。

1.湿気によるカビの発生を防げる!

お風呂場の大敵と言えば、なんといっても「カビ」。カビは湿度が70%を超えると一気に増殖しやすくなります。
そこで役立つのが換気扇。お風呂は湿気がこもりやすい場所ですが、換気扇をつけっぱなしにすることで、浴室内がカラっと乾くんです。湿気や水気がなくなれば、カビの発生をぐんとおさえることができます。

2.建物が長持ちする

湿気がたまると困るのは、カビだけではありません。湿度が高い状態が続くと、建材そのものの劣化も進みます。壁や天井の内部に水分が付着したままになれば、断熱材が痛んだり、木材が腐りやすくなったりするリスクもあるのです。
大切な家で長く暮らし、劣化による高額な修繕費を防ぐためにも、お風呂場の常時運転はコスパのよい対策と言えます。

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電気代よりも価値がある「換気習慣」

換気扇の24時間運転ランプ

換気扇を24時間つけっぱなしにすると、電気代が心配になる方もいるでしょう。しかし、実際のところは、1か月400円ほど。
もちろん機種によって異なりますが、湿気をそのままにした場合のリスクを考えれば、換気扇をつけたままにする方が効率的です。
とくに夏場は、高温多湿な環境でカビが生えやすい季節。毎日の“換気扇つけっぱなし”の習慣でカビ対策を行いましょう。ぜひ今日からぜひ実践してみてくださいね。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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