“小さな達成感”で自己肯定感アップ!幸福度を高める「挑戦リスト」5選

カルチャー

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2025.10.10

「もっと自信を持てるようになりたい」。そう願っている人は多いでしょう。 実は、自己肯定感を得るには、大きな挑戦ではなく、“ちょっとした挑戦”の積み重ねがポイントになるそうです。心理学や脳科学に詳しいマインドトレーナーの田中よしこさんに、自己肯定感アップにつながる「幸福度を底上げする挑戦リスト」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん

田中よしこさん

株式会社コレット代表取締役。心理学、脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。『モヤモヤしない考え方』(ワニブックス)/最新刊『私は私を幸せにできる』(KADOKAWA)がある。

幸福度を底上げする「挑戦リスト」5選

自己肯定感は、「大きな成功」よりも、「小さな達成感」を積み重ねるほうが高まりやすいことをご存じですか? カギになるのが“成功体験”の蓄積です。つまり、「私は、30日連続で自分を幸せにできた」=「今日は〇〇をして、自分を幸せにできた×30回」という日々の繰り返しの蓄積ということ。日々の積み重ねが、自己肯定感を育む大きな力になるのです。

今回は、特別な準備もいらず、気軽に始められる「幸福度を底上げする挑戦リスト」を5つご紹介します。

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1.「普段使っていないほうの手」を使う

左利き(左手でマウス操作) 出典:stock.adobe.com

たとえば、歯磨きを利き手ではないほうの手でしてみる、マウスをいつもと逆の手で操作してみるなど、ちょっとした行動でも脳の新しい回路は活性化されます。最初はぎこちなくて、思わず笑ってしまうかもしれませんが、「今日はうまくできた!」という瞬間が自己肯定感につながります。

小さな不便さを楽しむことで、当たり前のありがたさも実感できる。これは、そんな経験ができる挑戦です。

2.1日の中で「1か所だけ」片付ける場所を決める

拭き掃除をするミドルの主婦 出典:stock.adobe.com

部屋全体を一気に片付けようとする必要はありません。「今日はバッグの中だけ」「靴を揃えるだけ」「冷蔵庫の野菜室だけ」など、片付ける場所を限定して挑戦してみましょう。終わった瞬間のスッキリ感と「できた!」という達成感が、自己肯定感を押し上げてくれます。

翌日は別の場所に挑戦すれば、小さな成功体験が積み重なり、気づけば家もどんどんキレイになっていきます。

3.「1分ストレッチ」を取り入れる

幸福度を上げるために、気軽にできる「1分ストレッチ」に挑戦してみませんか? 目的に合わせて、あなたに合った方を選んで取り入れてみてくださいね。

リビングでくつろぐ若い女性 出典:stock.adobe.com

自律神経を整えるのに効果的な「首のストレッチ」

首には副交感神経のスイッチが多く集まっており、ゆっくり伸ばすことでリラックスモードに入りやすくなります。緊張や不安で頭がパンパンのときに特におすすめです。

<方法>

1.ゆっくり息を吐きながら、首を右に傾けます。このとき、肩をすくめないように注意してください。
2.反対側も同じように行いましょう。

深呼吸とセットでやると、自律神経が整い、「ふぅ〜」と心も緩みます。

血流を促進し、気持ちが前向きになりやすくする「肩のストレッチ」

肩甲骨を動かすことで、“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンの分泌が高まるといわれています。デスクワークや家事で「なんだか重たい……」と感じるときに効果的です。

<方法>

1.両肩を思い切り耳に近づけて、5秒間キープします。
2.その後、ストンと一気に肩を落としましょう。

これを3回繰り返すと、肩まわりの血流が良くなり、気分がパッと明るくなります。

4.スマホを手放して「15分のデジタルデトックス」をする

スマートフォン使用禁止の重要性出典:stock.adobe.com

つい無意識に手に取ってしまうスマホ。ある研究によると、人は平均で8分に1回スマホを手にしているという結果も出ています。そこで、あえて15分だけ“デジタルデトックス”に挑戦してみましょう。その静けさの中で、アイデアが浮かんだり、五感が研ぎ澄まされたり。スマホのない時間が、心をふっと軽くしてくれます。

気づけばつい手を伸ばしてしまうスマホだからこそ、手放せたときの「やればできた!」という達成感に。自分を褒めたくなる、小さな成功体験になります。

5.見知らぬ誰かに「小さな親切」をする

セルフレジ・電子マネー決済をする若い女性出典:stock.adobe.com

駅でベビーカーを運ぶのを手伝う、落とし物を拾って渡す、コンビニで店員さんの顔を見て「ありがとう」と声をかけるなど、誰かに小さな親切をする挑戦をしてみましょう。自身を振り返ってみると、お店の人の顔を見ずにお礼を言っていることも意外と多いかもしれません。たとえ一瞬の行動でも、人の役に立てたと実感できると、自己肯定感はぐんと高まります。

相手の「助かりました!」や「ありがとう」は、自分へのご褒美。自分が誰かの幸せの一部になれたと感じられ、心が満たされる挑戦です。

小さな挑戦が自己肯定感を育んでいく

小さな挑戦は、結果よりも「やってみたこと」、そして「挑戦しようとする気持ちそのもの」が宝物です。どれも1日のうちに気軽にでき、確実に自己肯定感を引き上げてくれるものばかり。自分で自分を幸せにできるよう、チャレンジする心を忘れず、自己肯定感をアップさせていきましょう!

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

教えてくれた人

田中よしこ

田中よしこ

株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。

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