逆効果になる…。「カビ防止マスキングテープ」の“NGな使い方3選”「誤解してた」「気を付ける」

家のこと

2025.11.02

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。水まわりの厄介な汚れと言えば、「カビ」でしょう。気を抜くとすぐに生えてくるため、対策として「カビ防止マスキングテープ」が便利ですが、貼り方には注意が必要です。そこで今回は、意外と知らない「カビ防止マスキングテープのNGな使い方」をご紹介します。

広告

NGその1.カビの上から貼る

カビのイメージ出典:stock.adobe.com

最も避けたいのは、すでにカビが生えている箇所にそのまま貼ってしまうこと。マスキングテープには、カビを除去する力はありません。カビの繁殖を抑える成分は配合されていますが、すでに発生しているカビには効果がないんです。
カビそのものが残った部分に上から貼ると、テープの下面に湿気や胞子が残り、むしろカビを囲って長持ちさせてしまうおそれも……。貼る前には必ずカビを除去し、完全に乾いた状態にしてから貼りましょう。

NGその2. 濡れた状態で貼る

濡れた場所には貼らない出典:stock.adobe.com

貼る場所が湿っていたり水が残っていたりすると、粘着力が低下してうまく密着しない場合があります。特に、窓際は結露で濡れている場合があるため要注意です。
テープを貼る前に、必ず掃除を。汚れと水分を取り除いた後、乾燥させてからテープを貼りましょう。湿度の高い場所では、貼った後もこまめにチェックが必要です。

広告

NGその3.貼り変えを怠る

テープは定期的に貼り変えて

貼っておくだけでカビ予防ができる便利さから、つい交換を忘れてしまうことも。もちろんこれもNGです。
時間がたつと接着面に汚れやホコリがたまり、防カビ成分の効果が弱くなったり、粘着力が落ちたりします。
貼って終わりではなく、定期的に貼り変えることが大切。粘着力が落ちてきたり、粘着面が汚れてきたりしたら、それが貼り替えの目安です。

正しく使って防カビ役立てよう

100均で手に入る手軽さが魅力ですが、貼り方を誤ると逆効果になるケースもあります。
また、テープだけに頼るのではなく、換気・除湿・定期掃除と併用して使ってこそ効果的です。「カビ防止マスキングテープ」を上手に使いこなして、カビに悩まされない清潔な空間を目指しましょう。

 

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る