1. リバウンドの原因を知る
片付けを頑張って部屋を整えても、維持するには片付けを続けていくことが必要です。まずは「なぜ片付けが続かないのか?」を明確にすることが大切です。考えられる原因は以下の通りです。
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- モノの定位置が決まっていない
- 収納量に対してモノが多い
- 家族との共有ルールが曖昧
- 使う動線と収納場所が合っていない
- 完璧にやろうという意識の負担
思い当たる項目はあったでしょうか? 片付かない問題を“人”ではなく“仕組み”で解決する、という意識がとても大切です。片付けが続かない自分がダメだ……というように、自分にダメ出しをするのではなく、仕組みづくりが弱かったのかも……と視点を変えて、改善していきましょう。
2. 「使う」「戻す」が自然にできる仕組みをつくる
リバウンドを防ぐには、無意識でも片付けられる環境にすることがポイントです。
- ワンアクション収納で開けて・しまう動作を最小限に
- よく使うものは、手前・下段、年数回のものは奥・上部へというように、使用頻度別にモノを収納する
- 戻しやすい収納ラベルで家族全員が見て分かるように明示する
- 収納スペースに余白を残し、7~8割収納でモノを収める
片づけの動作が面倒だったり、出し入れのたびにモノが溢れてしまうと、なかなか片づけが続きません。疲れている時でも自然に、「使う」「戻す」ができるよう、片付けのハードルを下げて仕組みをつくりましょう。
3. 家族・同居人を巻き込む仕組み
片付けを一人で頑張るのは限界があります。個人だけではなく、家族みんなが維持できることが重要です。
- 収納ルールを簡単な言葉で共有(脱いだパジャマはかごに入れる)
- 家族と一緒に“モノの持ち方”を見直す時間を作る(月1回など)
- 小さな成功体験を共有して「片づけ=気持ちいい」と感じる仕組みに
片付けは、散らかったモノを片付ける後片付けではなく、未来を描くための土台作りです。家族みんなでより豊かな未来へとつながるよう、片付けに取り組んでください。
4. 定期的な見直しをルーティン化
どんな仕組みも、時間とともにズレが生じるのが自然です。
- 季節やライフステージに合わせて「見直しデー」を設定
- 1日5分の“リセットタイム”を習慣化(夜寝る前など)
- 不要になったモノは「手放すボックス」に一時置き → 週1処分
定期的な見直しをルーティン化できると、より暮らしをアップデートしていくことができます。是非家族みんなで取り組んでみてください。
5. 見た目より“使いやすさ優先”
インスタ映えするような収納より、自分や家族にとっての快適さを優先しましょう。
「使う→戻す」がストレスなくできる空間が、最もリバウンドしにくい収納です。収納ケースにしまうことが正解とは限りません。家族にとっての最適解を見つけてください。
リバウンドしない仕組みづくりをご紹介しました。「年末に向けて片付け頑張りたい!」という方に、参考にしていただけると嬉しいです。




